財務省お抱えホテル潜伏 役所ぐるみ“佐川長官隠し”の実態・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】

■財務省お抱えホテル潜伏 役所ぐるみ“佐川長官隠し”の実態

 2018年2月28日


 どこまで逃げる気でいるのか。

森友学園問題を巡り、国会でメチャクチャな

答弁を繰り返してきた佐川宣寿国税庁長官。

今や長官の“動静”は納税者の関心事で、

コソコソと都内ホテルから公用車で登庁して

いる問題が大炎上している。

国会での追及を通じて、麻生財務相をはじめ、

役所ぐるみで佐川長官を庇護する実態が

浮かび上がった。


 26日の衆院予算委分科会で質問に立った

「希望の党」の柚木道義議員によると、

佐川長官の“潜伏先”は「KKRホテル東京」

(千代田区)だという。

KKRは国税庁と一体の財務省が所管する

「国家公務員共済組合連合会」が運営している。

財務省の“身内”が佐川長官をかくまっている

格好だ。


 宿泊費は、組合員であれば通常の3割引き。

シングルルームなら1泊8000円で、

スイートルームなら同3万円程度だ。

仮に昨年7月の長官就任以降、ずっと同ホテル

にこもりきりならば、シングル利用で総額約

168万円、スイートなら約680万円にも上る。

これだけの経費を税金で賄ったのなら大問題。

国税庁の藤井健志次長は「宿泊費を公費負担

した事実はない」と答弁したが、佐川長官本人

が全額“自腹”を切ったというのも不自然だ。


 一方、運用原資が税金である公用車の使用に

ついては、藤井次長は明確な答弁を避けた。

一般論として、「送迎対象者の身辺の安全や

事務の適正な運営に支障が生じる恐れ」が

ある場合は、「自宅以外でも必要性が合理的で

妥当なら送迎が認められている」と説明。

要するに、取材攻勢をかけられている佐川長官

は身の安全が脅かされているからホテルと庁舎

の往来に公用車を使っても「問題なし」と言い

たいわけだ。


■麻生財務相も会見を逃避


 だが、そもそも「身辺の安全に支障が生じる恐れ」

が出たのは、佐川長官が問題答弁を繰り返したうえ、

一度も記者会見すら開かないことが原因だろう。

真摯に対応していれば、佐川長官は指名手配犯の

ような生活を送ることも、ムダに公用車を使う必要も

なかったはずである。


 説明責任があるはずの麻生財務相もマスコミから

逃げまくっている。

「佐川問題」が炎上して以降、麻生財務相が閣議後

会見を「会見室」でじっくり行う機会は減り、2~3分

で記者の質問を打ち切る「ぶら下がり」で対応する

ケースが急増しているのだ。


 柚木事務所の調べによると、森友問題が表面化

する前の2016年度、麻生財務相が会見室を使った

のは全体の58%に対し、ぶら下がりは42%。

しかし、森友問題が発覚し、国税庁長官に佐川氏が

就任した17年度は、会見室使用は10%に減少。

ぶら下がりが90%に急増している。


 16日に財務省・国税庁前でデモを主催した

「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」の

醍醐聰東大名誉教授はこう言う。


 「麻生財務相は、佐川長官の非を認めれば自ら

に火の粉がかかってくることが分かっているから、

説明から逃げているのでしょう。ホテル宿泊や

公用車利用は、忙しい職員にとっては必要なもの

ではあります。しかし、佐川長官の場合は、これ

まで問題答弁を繰り返してきた結果、コソコソと

“雲隠れ”生活をせざるを得なくなっている。こんな

情けない状況では、職員の士気低下につながり

ますし、納税者の理解も到底得られません」


 「市民の会」は3月3日にも国税庁前でデモを

行う予定。役所ぐるみの“佐川隠し”を許しては

ダメだ。


【転載終了】

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 佐川氏はもとより、籠池氏の長期拘留や

家族との接見なし、独房で隔離しているのも、

よほど官邸に都合が悪いからなのでしょうね。


 こんな政権を支持する国民に海外紙も「?」

だそうです。


 今の時代、リアルタイムに海外にも報道

されることを国民は認識すべきですね。


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