プーチン大統領「停戦交渉はするが新領土は返さない」
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■【ウクライナ発】プーチン大統領
「停戦交渉はするが新領土は返さない」
2022年10月1日
「プーチンは大量殺人者だ」の横断幕
を掲げてデモ行進するウクライナ市民。
=2月開戦前、キーウ市
撮影:田中龍作=
プーチン演説は誰もが予想していた通り
だった。
象徴的なのはプーチンが「ウクライナは
(停戦)交渉のテーブルに着け」とした
うえで「(ロシアが奪取した)新しい領土
に関しては触らない」と言い放ったことだ。
停戦交渉の大前提としてロシアが武力で
獲得した領土が確定するのである。
つごう半年以上現地に滞在している田中
は、あらゆる街や村で人々にインタビュー
してきたが、ほとんどの人が「ウクライナ
のすべての地からロシア軍を追い出すまで
戦うべきだ」と答える。
ロシアのプロパガンダを刷り込まれた
日本の反米原理主義者が唱えるような
「即時停戦」を受け入れたらどうなるか。
それをウクライナの民は身をもって知って
いるのである。
ロシアは4州を橋頭堡にして、もっとも
らしい口実を付けてさらに西に出てくる
だろう。
ゼレンスキー大統領。9割以上の国民の意思
を受けてロシア軍を追い出すまで戦い抜く
しかない
=4月、キーウ地下鉄駅構内
撮影:田中龍作=
もう一つ予想通りの発言があった。
「ロシアの(新)国境はあらゆる兵器を
使ってでも守る」として核兵器の使用を
仄めかしたのである。
この他、プーチン大統領の口から飛び
出したのは―
「アメリカが世界の全ての罪を作って
いる。ドルの優位を使って世界を統治し
世界の富を搾取している。アメリカは
ロシアを破壊しようとしているが、人々
は軍に志願し伝統的価値を守ろうとして
いる」。
徴兵に反対する数千人もが逮捕されて
いるのにもかかわらず、プーチンに
かかったら「人々は軍に志願する」とな
る。
「すべてはアメリカのせいだ」。
日本の反米原理主義者がよく口にする
セリフである。
それをクレムリン発で聞こうとは
思ってもみなかった。
【転載終了】
********************
プーチンの本音は、戦果を残し、
停戦にもっていきたいのが本音で
しょう。
そんな「虫のいい話」はなく、意外
とプーチンてバカだったんですね。
しかし、ウクライナの人々の思い
はロシア人を国から全て追い出すと
いう事であり、今後ロシアの損害は
大きくなるばかりでしょうね。
核使用は、ロシア本土攻撃にまで
発展して行く可能性も?
ポーランドはロシアの核使用体制を
取ったようです。
NATO参戦の可能性も?
米国は後方支援の体制を敷くでしょう。
ロシアには、ウクライナからの完全
撤退しか道はないのでしょう。
0コメント