ミャンマー軍事政権が安倍氏国葬に参列・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ミャンマー軍事政権が安倍氏国葬に参列・・・
岸田政権に「恥を知れ!」と世界から
大ヒンシュク
公開日:2022/10/02
何とも後味が悪い。
日本政府は安倍元首相の国葬に、国軍が
クーデターで実権を握ったミャンマーを
招待。
軍事政権に“お墨付き”を与えた愚行には、
国外から厳しい批判が寄せられている。
国軍下のミャンマー外務省は早速、
国葬参列を国内外に周知して正当性の
アピールに余念がない。
◇ ◇ ◇
ミャンマーからは、ソー・ハン駐日大使
夫妻が参列。
駐日大使といえど、国軍支配下の政府代表
である。
国葬後に、ミャンマー外務省が
公式ホームページとフェイスブックに、
祭壇や大使夫妻の写真を添えて
〈ミャンマー政府を代表して出席した〉など
と掲載。
日本政府はミャンマーの参列を認めたこと
により、軍事政権に「公式の政府」としての
正当性を国際社会へアピールする機会を与え
てしまった格好だ。
林外相は9月30日、ミャンマー国軍関係者
の参列について
「さまざまな意見があることは承知している」
「(国葬という)行事の性質に鑑み、外交関係
を有する国にはすべて通報を行った」などと
釈明。
「クーデターの正当性を認めないというわが国
の立場は、駐日大使の参列によって変わるもの
ではない」と説明したが、そんな理屈は国際
社会に通用しない。
「たとえ日本側が公式に承認していない
未承認の国であっても、その代表を自国の行事
に招いたり、親書を送ったりすれば、外交上は
『黙示の承認』を行ったことになります。つま
り、林外相が『わが国の立場は変わらない』と
言い張ったところで、国際社会からは『日本は
事実上、軍事政権を承認した』とみなされる
わけです。軍事政権にとって宣伝効果を生む
行為は厳に慎まねばならなかったのに、まった
くもって外交上の配慮に欠けていました。軍事
政権が正当性を訴えるプロパガンダに、日本
政府がくみしているとみなされても仕方ありま
せん」
(高千穂大教授の五野井郁夫氏=国際政治学)
■「人権意識の低さ、外交オンチぶりを露呈
した」
村の焼き打ちや空爆を繰り返すミャンマー国軍
の非人道ぶりを黙認するかのような日本政府の
姿勢に、SNS上は大荒れ。
特に国外のアカウントから、怒りの声が続出して
いる。
英語のツイートを訳してみる。
〈違法なミャンマー軍事政権の代表者を安倍
元首相の国葬に招いた日本政府は恥を知れ。
軍事政権は残虐行為を犯しているのに、罰せら
れない。彼らに正当性を与えることは、非人道
行為を助長することになる〉
〈在日ミャンマー人や人権団体の抗議があった
にもかかわらず、軍事政権のソー・ハン駐日大使
が国葬に出席した〉
米シンクタンクの研究員のツイッターを訳す
と、〈日本政府のミャンマー軍事政権への接し
方を鑑みれば、(国葬招待は)驚くことではな
い。1988年にミャンマー国軍がクーデターを
起こした直後、軍政を公式に承認した最初の国
が日本だからだ〉と皮肉交じりに投稿していた。
まさに世界中から大ヒンシュクを買っている
状況だ。
「岸田政権は人権意識の低さ、外交オンチぶり
を国内外に露呈してしまいました。外交上の立ち
振る舞いがどんな意味を持つのか、もっと真剣に
考えてほしいものです」(五野井郁夫氏)
岸田首相は安倍国葬の意義について、
「暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜く
決意を示す」と意気込んでいた。
ただでさえ決断力に欠ける岸田首相だが、その
「決意」とやらも薄っぺらである。
【転載終了】
************************
いくら外交音痴と言えども、政治利用
されて国際社会から非難されることぐら
いわかると思うのですが。
更に、岸田氏の無能さが表面化してし
まいましたね。
0コメント