<森友文書改ざん>首相答弁影響、否定せず・・・
毎日新聞
【転載開始】
■<森友文書改ざん>首相答弁影響、否定せず
太田理財局長 3/16(金) 配信
学校法人「森友学園」への国有地売却に
関する決裁文書改ざん問題に関し、
財務省の太田充・理財局長は16日の
参院予算委員会で改ざんの背景を問われ、
安倍晋三首相らの答弁の影響を否定しな
かった。
太田氏は「答弁を主にしていたのは(当時の)
理財局長だが、首相や大臣(麻生太郎副総理
兼財務相)も答弁がある。政府全体の答弁は
気にしていた」と述べた。
前任局長の佐川宣寿前国税庁長官の答弁に
合わせるための改ざんだったとの財務省の
従来の説明から踏み込んだ。
共産党の辰巳孝太郎氏への答弁。
首相は昨年2月17日の衆院予算委で
「私も妻も一切、認可や払い下げに関係ない。
関係していたなら首相も議員もやめるとはっきり
申し上げておく」と述べていた。
辰巳氏は2月下旬からの改ざんで首相の妻昭恵氏
に触れた部分が削除されたと指摘し、
「整合性のために消されたのではないか」と質問
していた。
太田氏は改ざんの理由について
「議論の展開までにらみ、心配して書き換えていた
のではないか」と語り、国会での野党の追及への
懸念が背景にあったとの認識を示した。
佐川氏は昨年の国会で「法令にのっとって適切に
処理した」との答弁を繰り返していた。
太田氏は参院予算委で「(職員を)聴取した
限りで、佐川氏は(改ざんを)知っていたと認識
している」と述べた。
昭恵氏や政治家の名前を記していた理由に
ついて「近畿財務局が、国会対応する本省の
参考になるのではないか、と政治関係も含め
て詳しく解説した」と答弁した。
衆院財務金融委では「佐川氏の関与の度合いは
大きかったのではないか」と指摘した。
麻生氏は参院本会議で佐川氏について
「行政官としての能力は全て否定されるものでも
ない。国税分野における豊富な経験を生かして
職務を適切に行ったと考えている」と答弁した。
この日から審議に復帰した野党は
「昭恵氏につながる文書を消すための改ざんだと
ますますはっきりした」(辰巳氏)と批判。
「一官僚が軽々にできるとは思えない。首相周辺
や麻生氏周辺の圧力があったのではないか」
(民進・森本真治氏)と主張し、今後も政治家の
関与を追及する。
民進、共産両党は16日の参院予算委理事会で、
佐川氏の証人喚問を改めて要求。
与党は19日に首相が出席して開く集中審議の
状況を待つ考えを示した。
【野口武則、小田中大】
【転載終了】
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微妙に太田理財局長の答弁が変わってきましたね。
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