「安倍辞めろ」で逮捕も 東京版治安維持法、都議会で委員会可決。
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■「安倍辞めろ」で逮捕も 東京版治安維持法、
都議会で委員会可決
官邸前デモが、権力監視の張り込み取材が、
取り締まりの対象になる。
逮捕、起訴され有罪となれば「1年以下の懲役
または100万円以下の罰金」だ―
戦前戦中の治安維持法を再現する東京都の
条例案がきょう、都議会の警察・消防委員会
で可決された。
共産党を除く、全会派(自民、民進、都民ファ、
公明)が賛成した。
正式名称は「東京都迷惑防止条例の改正案」。
表向きは「ストーカーの規制強化」となっていて、
安倍広報のマスコミもそっちで報道する。
だが実態は言論表現の自由をガチガチに
縛る内容だ。
キモは「つきまとい行為における『行為類型』の
追加」である。
東京都(警視庁)が追加したがっている類型は―
■監視していると告げること
「安倍首相が記者クラブや与党の政治家と今、
赤坂の日本料理店で会食している」とツイート
しようものなら、まさに これに かかる。
首相動静も対象になりかねない。
事実、小池都知事は国会議員時代の2013年、
秘密保護法に関する質問でこう述べている。
“新聞各紙の「首相動静」は知る権利を越えて
いる。見直すべきだ”。
■名誉を害する事項を告げること
安倍晋三が中学生以下の知的レベルしか
ないことを指摘したら、これに該当する。
「安倍ヤメロー」もアウトだ。
■みだりにうろつくこと
抗議行動が目的で官邸前や安倍邸前に
集まれば、これにあたる。
決定的に恐ろしいのは、被害者の告訴が
なくても取り締まり可能なため、現場警察官の
裁量で逮捕できることだ。
官邸前やアキバで安倍首相に向かって
「お前が国難」と書いたプラカードを掲げたら、
即お縄となる可能性が出てきた。
警察は予行演習を行ったフシがある。
昨年10月の総選挙だった。
安倍首相の演説があった秋葉原で、
「森友疑惑・徹底究明を」と書いたプラカードを
掲げていた男性(60代・世田谷)が、警察官に
両脇を抱えられて、会場外に連れ出されたので
ある。
この男性がきょうの都議会を傍聴に訪れた。
男性は条例案が可決されるや「ふざけるな」と
言い捨てて退席した。
「警察と都議会は一体化して、市民の表現の
自由、意思表明の自由を抑制する内容の法律
を通そうとしている。市民の意見を無視して決め
た」。男性は激しく憤った。
昨年10月、秋葉原でプラカードを掲げていた
だけで警察に強制排除されたことについて触れ
ると、男性は「今度は逮捕される」と言って表情
を引き締めた。
改正条例案がもたらす委縮効果は抜群だ。
罰則も強化される。
現行「6ヵ月以下の懲役または50万円以下の罰金」
→「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」
となる。
東京都版の治安維持法は29日に本会議で採決され、
可決成立すれば、7月に施行される。
【転載終了】
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7月施行ということは、安倍首相のためと
見られても仕方がないですね。
大規模なデモがある東京だからでしょうが、
完全な“言論封殺”です。
各マスコミの報道の扱いが興味深いですね?
国政も地方も議員の質の低下が顕著ですが、
共産党が反対しただけで、民進と都民F含む
全会派が賛成しています。
民進と都民F(国政も)は次の選挙で議席を
減らすでしょうね、自民に入れても同じこと
ですから。
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