【ウクライナ発】インフラ破壊 WHO「数百万人が命の危機」
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■【ウクライナ発】
インフラ破壊 WHO 「数百万人が命の危機」
2022年11月23日
鹵獲したロシア軍戦車も雪化粧した。
=23日、キーウ市内 撮影:田中龍作=
「この冬、数百万人のウクライナ国民
が命の危険にさらされる」。
世界保健機構WHOが21日、記者会見し
て警告を発した。
WHOは最大の理由として停電をあげる。
ウクライナは電力施設の50%がロシア軍
の爆撃で破壊され電力供給がままならない。
首都キーウでは停電時間の方が通電時間
よりも長い。
これから真冬を迎える。
真昼間でも氷点下の日は当たり前のように
ある。
取材車のドライバーは
「(最低気温が)氷点下25度を経験した」
そうだ。
この先、さらに電力事情がひっ迫すれば、
停電で暖を取れなくなった人々が凍死する
ことも珍しくなくなるだろう。
=23日、雪のマイダン(独立広場)
撮影:田中龍作=
停電時間が長引くと冷蔵庫の中の生モノ
が腐り始める。
先日キーウ市内のある家庭を訪ねた。
家の主は次のように話した。
「電気が通るのは1日2回、2時間ずつ
計4時間。その間にペットボトルで氷を
作り、冷蔵庫の中の生モノを冷やす」。
「停電が1日24時間になったらキーウ
を出て行かざるを得ない」。
冷蔵庫なしでも貯蔵がきく食べ物に
ジャガイモがあるが、茹でるか、蒸すか、
フライにしなくてはならない。
これも電力かガスが要る。ガスも危うい。
クリチコ市長はドイツ紙のインタビュー
に「第2次世界大戦以降最悪の冬となる。
市民は最悪の事態に備えてほしい」と
語った。
【転載終了】
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ロシアの悪質な戦争犯罪がいままで
取り上げられてきていますが、ロシア、
ウクライナ双方に戦争犯罪の捜査が
及びそうですね。
いずれにしろ、早期の終戦が望まれ
ます。
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