五輪談合疑惑で竹田JOC前会長が“再浮上”

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■五輪談合疑惑で竹田JOC前会長が

 “再浮上”

 特捜と公取「馬ルート」ロックオン

 で捜査再燃か

 公開日:2022/11/22


 東京五輪の闇はまだまだ根が深い。

大会組織委員会が発注して複数の

広告代理店が受注した競技のテスト大会

に関する入札で、談合が行われた疑惑が

浮上している。

東京地検特捜部は独占禁止法に抵触する

疑いがあるとみて、公正取引委員会と

連携して捜査。

組織委元理事の高橋治之被告が蠢いた

スポンサー契約を巡る五輪汚職事件とも、

点と点が線でつながる可能性がある。

捜査線上に、

JOC(日本オリンピック委員会)の

竹田恒和前会長が“再浮上”しつつある。


 ◇  ◇  ◇


 「今回の談合疑惑、いつか大ごとに

なるのではと前から危惧していました」

と言うのは、既に清算法人に移行した

組織委元職員だ。


 組織委は2018年、各競技の警備体制

などを競技会場で確認する「テスト大会」

の実施計画立案を委託する業務を発注。

同年5~8月に、計26件の一般競争入札

が実施され、広告大手「電通」など9社

と共同企業体1団体が落札した。

契約額は約400万~6000万円で、総額

は約5.4億円。

特捜部は、業者間で事前に落札者を決め

るなど、受注調整が行われたとみている

もようだ。


 「談合が指摘されているのは、あくまで

テスト大会の『実施計画立案』事業です。

不自然なのは、それぞれの競技会場のテス

ト大会の実施計画立案を受注した企業が、

大会本番の『実施運営』まで受託したこと。

1件十数億円の業務もあり、契約総額は

数百億円に上ります。談合で分け合ったの

は、5.4億円では済まない恐れがあります」

(前出の元職員)


 さらに、「契約には、組織委や企業のみ

ならず一部の『競技団体』の意向も働いた

可能性がある」(同)という。

そこで名前が挙がっているのが

「競技団体関係者」でもある竹田氏だ。

スポンサー契約を巡る不正でも、その名は

取りざたされていた。


■汚職事件で起訴された「ADK」幹部とも

 接点


 「ポイントは『馬』ルートです。東京五輪

の馬術競技の会場となった『馬事公苑』で

テスト大会の計画立案などを受託したのは、

広告大手『ADK』。スポンサー契約を巡って、

同社は高橋被告に依頼して駐車場大手『パー

ク24』と組織委の契約に介在できたとされる。

そのパーク社と竹田氏は『馬』を通じて接点

を持ったともっぱらです。パーク社の創業者

は無類の競馬好きで、馬術選手だった竹田氏

のツテを通じて馬主になったほど。16年から

パーク社の社外取締役を務めていた竹田氏は、

日本馬術連盟の副会長でもあります。馬術

競技の会場運営について、一定の影響力を

持っていたとみられているのです」

(大会関係者)


 つまり、「組織委-ADK-馬事公苑」の

つながりに竹田氏の意向が働いた可能性が

あるということだ。竹田氏とADKも浅からぬ

関係にある。


 「ADKは、竹田氏がJOC会長だった時代に、

五輪開催年に開かれる『オリンピックコンサ

ート』の運営事業を受注していた。また、

竹田氏は汚職事件で起訴されたADK前社長ら

とも面識がある。高橋被告と前社長らの会食

に同席していました」(捜査事情通)


 汚職事件では、特捜部の任意聴取を受ける

など、竹田氏の名前が何度も浮上。

ところが、高橋被告の4回目の起訴で捜査は

終了したとみられていた。

談合疑惑を巡って、特捜部は竹田氏を再び

“ロックオン”したのか。


【転載終了】

**********************


 オリンピックは、スポーツ界最大の

利権と言われて久しいですが、ここま

で追及されたのは初めてですね。


 今まではあやふやになって雲散霧消

でなんとなく終わっていましたが、

安倍晋三がいなくなったら、あらゆる

ところから綻びが出はじめましたね。


 うやむやになっていたのは、司直に

影響を及ぼす政治家が関わっていたか

らですかね。


 アベトモは、今後自然消滅でしょう

かね。

誰も相手をしなくなるから。

本当に″アベと共に去りぬ″になりそう

です。


0コメント

  • 1000 / 1000