厚労省で「現代の奴隷制度」の議論が再浮上・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■厚労省で「現代の奴隷制度」の議論が
再浮上・・・
“労働者いじめ策”に驚きと怒りの声が
広がる
公開日:2022/11/30
《「現代の奴隷制度」の議論がまた
浮上してきたのか》
厚労省の諮問機関「労働政策審議会」
の分科会をめぐり、SNS上で驚きと怒り
の声が広がっている。
29日の分科会で、2018年に成立した
「働き方改革関連法」から削除された
「裁量労働制」の対象拡大に関する
議論が大詰めを迎えている、と報じら
れたためだ。
「裁量労働制」は、実際に働いた時間
ではなく、労使で決めた時間を労働時間
とみなす制度だ。
労働者が自由に働き方を決められる制度
などとされるが、実際には、みなし
労働時間を上回る長時間労働が課せられ
た上、給料はみなし労働時間分しか払わ
れないというケースが少なくない。
また、本来であれば会社が指示しては
いけないにもかかわらず、業務ノルマや
残業を命じるといった不適切な運用も後
を絶たない。
2018年には、「裁量労働制」を適用
されていた三菱電機の技術系男性社員3人
が長時間労働のため労災認定を受け、
うち1人が過労自殺していたことが発覚。
「定額働かせ放題の制度」
「残業代ゼロの制度」
「社畜生産制度」といった批判の声が
相次いだ。
安倍政権下でも「裁量労働制の対象
拡大」が議論されていたが、
「一般の労働者よりも裁量労働制の
労働者の方が、残業時間が少ない」と
いう厚労省のデータが「改ざん」されて
いた疑いが問題視され、国会審議が紛糾。
この時は取り下げざるを得ない状況と
なったのだが、そんな愚策が再び現実味
を帯びてきたのだから、SNSで怒りの声
が上がるのも当然だろう。
《実質賃金が減り続ける中で「定額働
かせ放題」の議論とは正気じゃない》
《ただでさえ残業代が減らされている
のに、まだ絞るの?》
《制度を悪用した会社を厳しく罰する
仕組みをきちんと作れよ》
裁量労働制ユニオンの担当者はこう言う。
「労政審の議論がどこまで進んでいるのか
分からない部分もありますが、裁量労働制
の実態とは長時間労働の低賃金。私たちの
調査では適正に運用されていないケースが
少なくありません。体調不良や過労死に
つながりかねず、制度の対象拡大は絶対
反対です」
この国はなぜ、いつも労働者いじめの策
ばかり出てくるのか。
【転載終了】
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会長が自民党にすり寄っている
「連合」では、当てにできません
ね。
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