NHK幹部が森友報道で“官邸に忖度”の衝撃・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■内部から通報者 NHK幹部が森友報道で“官邸に忖度”の衝撃

  2018年3月31日


 森友報道をめぐってNHK幹部が官邸に忖度――?


 NHK関係者からとみられるタレコミが

国会議員の事務所に届いた。

29日の参院総務委員会で共産党の

山下芳生議員が明らかにした。

「ニュース7(N7)」「ニュースウオッチ9(N9)」

「おはよう日本」の番組編集責任者に対し、

NHKの幹部が森友問題の伝え方を連日、

細かく指導しているという。

タレコミの内容は実に生々しい。


<トップニュースで伝えるな>


<トップでもしかたないが、放送尺は3分半

以内に>


<昭恵さんの映像は使うな>

<前川前文科事務次官の講演内容と連続して

伝えるな>


 NHK内部の通報者は、この幹部が官邸や

自民党の意向を忖度して、

部下への指示を乱発しているとみている。


 山下事務所にタレコミの手紙が届いたのは、

今週の月曜(26日)。

通報者は、先週の後半に投函したとみられる。

そこで、日刊ゲンダイは先週19日から29日

までの3番組の放送内容を調べてみた。


 19日は、参院予算委の集中審議に加え、

前川氏講演介入問題への自民議員の関与が

明らかになった。

「N7」はトップで森友問題(6分半)、「N9」は

トップの森友(9分半)に続き、前川講演(5分)

を報じた。

翌20日朝の「おはよう日本」は、トップに

前川講演(1分半)、2番目に森友(6分)だった。

この日に佐川前理財局長の証人喚問が決まった

が、このニュースを「N7」は7分、「N9」が10分半

と、トップで大きく扱った。


■22日以降は森友報道が“トーンダウン”


 なるほど、この頃はタレコミで幹部が問題視

したように、NHKは森友問題に大きく時間を割き、

前川講演と連続させた報道もある。


 ところが、佐川喚問が正式に決議され、

野党議員の籠池被告との接見が決まった22日

に変化が表れた。

森友は、「N7」がトップを外れて4番目(2分半)、

「N9」が2番目(3分)の扱いになった。

籠池接見が行われた23日は、「N7」が2番目の

4分半、「N9」が2番目の5分だった。

他のニュースとの兼ね合いもあるが、何だか

“トーンダウン”しているようにも見える。

通報者が投函したのは恐らくこの頃だ。


 加えて、NHKの国際放送について海外での

視聴を警戒し、官邸がしきりにNHKに注文を

つけているという別のタレコミもあるという。

デリケートな今の時期に、複数の「内部関係者」

からの生々しい“告発”。

NHKは、官邸の顔色を見て番組を作っているの

だろうか。


 29日の参院総務委で、NHK上田良一会長は

タレコミについて、具体的な見解を求められたが

「番組内容は、現場が自主的に判断しているが、

何人からの圧力や働きかけにも左右されること

なく、視聴者の判断のよりどころとなる情報を

多角的に伝えていくことが役割だと考えている」

と一般論で逃げた。


 日刊ゲンダイが、国際報道の件も含めて、

NHKに問い合わせると「そうした事実は

ありません」(広報局)と回答した。


 前会長の籾井勝人氏は、就任会見で

「政府が右ということを左というわけにはいかない」

と言ってのけた。

上田会長だって、籾井体制で経営委員を務めていた。

また、政治部の岩田明子解説委員の“安倍ベッタリ”

は知る人ぞ知る話だ。


 忖度が疑われても仕方ないほど、NHKは官邸の

スポークスマンと化しているが、会長の

「左右されない」との国会答弁は、今後の森友報道

で証明してもらうしかない。


【転載終了】

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 現NHK会長は、「静かなる籾井会長」といわれて

いますので、体制が継続されているということです。


 官邸からマスコミ、果ては官庁までお友達で

固めた、好きなものしか食べない偏食政権ですね。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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