ロシア領内深くの基地を襲ったのはウクライナの国産ドローンか

NEWS WEAK


【転載開始】


■ロシア領内深くの基地を襲ったのは

 ウクライナの国産ドローンか

 Photo Shows Destroyed Russian

 Bomber as Kremlin Calls it 'Minor

 Damage'

 2022年12月7日


ウクライナ空爆の起点だったロシアの

エンゲルス空軍基地(12月4日、衛星画像)

Maxar Technologies/REUTERS


 <ロシア国内の3つの空軍基地が、2日の

間に次々と爆発に襲われた。これがウクライ

ナの奇襲だとすると、戦争は大きな転機を

迎えるかもしれない>


 破壊されたロシアの爆撃機のように見える

画像が、ソーシャルメディアで拡散されてい

る。

ロシア政府は、12月5日に無人機によるロシア

の空軍基地への攻撃があり、航空機が

「軽い損傷」を受けたと発表した。


 ウクライナ空軍が公開したこの画像は、

モスクワの南東に位置するリャザン州リャザン

市近郊のディアギレボ空軍基地で、損傷した

ツボレフ22M3爆撃機を撮影したものとされて

いる。

この画像は、ウクライナやロシアに拠点のある

非公式の軍用テレグラムチャンネルにも出回っ

ている。


■燃料タンカーの下に血の海


 ロシア政府は、5日に起きたこのディアギレボ

空軍基地と、もう一つサラトフ州のエンゲルス

空軍基地への攻撃について、ウクライナを非難

した。

いずれも、ウクライナの国境から東約600キロ

もロシアの内陸にあり、ウクライナ空爆の拠点

になっていた基地だ。


 ウクライナ政府はこの攻撃を喜ばしいことと

しているが、攻撃を行ったとは認めていない。

ニューヨーク・タイムズ紙は5日、ウクライナ

政府高官の発言を引用し、今回の攻撃に使われ

た無人機はウクライナ領内から発射されたと

報じた。


 ウクライナ空軍のツイートにはツボレフ

22M3爆撃機と燃料タンクの損傷を示すと

みられる2種類の画像が含まれている。

燃料タンカーの下には血の海が見える。

「ロシア領リャザン。何が起きた?」という

コメントがついている。


■クルスクで3度目の攻撃


 ロシア国防省は、ウクライナが

「ロシアの長距離爆撃機を無力化する目的で」

ドローンによる2回の攻撃を行ったと非難した。


 そして、「ロシア航空宇宙軍の防空システム

が、低高度で飛行するウクライナの無人機を

迎撃した」と述べている。


 同省によると、ドローン攻撃の結果、

航空機2機が軽い損傷を受け、3人のロシア軍

兵士が死亡、4人が負傷した。

航空機の損傷は塗装への「軽微な傷」だった

と付け加えた。


 だがソーシャルメディアに流れる画像は

それとは違う状況を示している。

航空機の背面の一部が爆風で引きちぎられて

いるように見えるのだ。


 本誌は画像の真偽を独自に確認することが

できないため、ロシアの国防省と外務省に

コメントを求めている。


 さらに6日の朝には、ロシアの別の空軍基地

が3度目もドローン攻撃を受けたと報じられた。


 ウクライナとの国境に近いクルスク州の

ロマン・スタロボイト知事は、同州の空軍基地

で石油タンカーが炎上したと述べたが、

ウクライナの仕業と名指しはしていない。


 「死傷者は出ていない。火災は局地的なもの

だ。すべての情報機関が現場にいる」とスタロ

ボイトは自身のテレグラムチャンネルで述べ、

「反テロ委員会」の会合を招集したこと、

そしてクルスクのテロ危険度は今後15日間、

高または「黄色」のレベルになるだろうと付け

加えた。


 誌はウクライナ外務省にコメントを求めて

いる。


<追記>

イギリス国防省は6日、一連の攻撃について、

もし意図的なものならば、ロシアにとっては

ウクライナ侵攻開始以来で最も重大な「防空

上の失態」の一つになるだろうと語った。

エンゲルス空軍基地はロシア領内600キロに

位置し、黒海やクリミアなど、これまでに

ウクライナ軍の奇襲を受けたとみられる場所

よりはるかに内陸に位置しているからだ。


 エンゲルス空軍基地は、ヨーロッパにおけ

るロシア長距離空軍(LRA)の拠点で、

30機を超える爆撃機を擁し、ロシアの核抑止

の役目を担うほか、通常の巡航ミサイルの

発射拠点でもある。


 「LRAは一時的に爆撃機をあちこちの基地に

分散させることになるだろう」と、英国防省

関係者は言う。

「ロシア軍司令部はおそらくこの失態の責任者

を特定し、厳罰に処すことになるだろう」


 ウクライナ軍はかねてから、長距離の戦闘

ドローンを開発中と言われてきた。

ウクライナの軍需企業体ウクロボロンプロムは

国産の長距離ドローン開発にほぼ成功し、

その航続距離は1000キロに達するとフェイス

ブックで公表したばかりだった。

すでに配備可能か、今回の攻撃に関与したかは

不明だ。


【転載終了】

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 ウクライナ戦争は新たな転換期を迎えた

ようですね。


 今まではロシア国内への攻撃はなかった

ので、ロシア国民は戦況が分からなかった

が、国内への攻撃で初めてロシアに不利な

戦況だと分かったでしょう。


 ライフラインへのロシアの度重なる攻撃

で、ウクライナのロシア国内への攻撃を

決断させたのでしょう。


 また、ロシアの防衛システムに穴がある

ことも明らかになってしまいました。

今後も、ロシア基地への攻撃が続くものと

思われます。

合わせて、パルチザンの活動も活発になる

のでは?


 ロシアの同盟国であるシリアやイランの

国内の動乱も激しくなる一方であり、政権

転覆もあり得ます。

アサドやハメネイなどの亡命先もなさそう

ですし。

ロシア圏の崩壊も近いですね。


 プーチンの判断の誤りがロシアのみならず、

同盟国の政情不安を引き起こしています。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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