シリア攻撃を叫び始めた米大統領・・・露政府の警告を無視!

桜井ジャーナル


【転載開始】


■シリア攻撃を叫び始めた米大統領は、

 攻撃した艦船や航空機を破壊するという

 露政府の警告を無視


 軍事的な緊張が高まる中、ロシア海軍は

シリア沖で艦隊演習を実施すると伝えられ

ている。

4月11日から12日、4月17日から19日、

そして4月25日から26日のそれぞれ10時

から18時(モスクワ時間)にかけて該当する

海域は閉鎖される。


 この演習はアメリカ、イスラエル、

サウジアラビアの三国同盟、イギリスとフランス

のサイクス-ピコ協定コンビなどが続けている

度を超した「火遊び」に対する警告の意味もある。

アメリカで侵略戦争を推進している中心には

シオニスト(ネオコンやジャボチンスキー派)

がいる。


 こうした侵略戦争のベースになっているのが

1992年2月にアメリカ国防総省のDPG草案

という形で作成された世界制覇プラン。

その作成の中心が国防次官だったポール・

ウォルフォウィッツだったことからウォルフォウィッツ・

ドクトリンとも呼ばれている。

このドクトリンに基づいて日本はアメリカの戦争

マシーンに組み込まれてきた。


 このドクトリンが作成されたのはボリス・エリツィン

がソ連を消滅させた2カ月後。

この段階でロシアを属国にしたアメリカは唯一の

超大国になり、自分たちに逆らえる国は存在しない

とネオコンは考えた。

残された国は脅せば屈するような弱小国ばかりで、

万一屈服しなくても軍事力で「石器時代」にできる

相手だということだ。


 しかし、その前提は21世紀に入って崩れた。

ウラジミル・プーチンを中心とするグループが

ロシアを再独立させ、国力を急速に回復させたのだ。

そのロシアがアメリカなどシリア侵略を目論む国々

の前に立ちはだかった。

バラク・オバマ政権が始めたジハード傭兵を使った

侵略は失敗に終わり、クルドへの切り替えもアメリカ

支配層は苦労している。

そこでジョージ・W・ブッシュ政権のイラク侵略の

ようなアメリカ軍を中心とした正規軍による侵略の

動きが出て来たわけだ。


 アメリカ海軍は駆逐艦のドナルド・クックをシリア沖

へ移動させてロシア海軍の基地があるタルトゥース

から約100キロメートルの地点に到達、さらに駆逐艦

ポーターも同じ海域へ配備されると言われている。

哨戒機のP-8Aポセイドンや原子力潜水艦がシリア沖

へ向かい、5月には空母ハリー・S・トルーマンを中心

とする艦隊がシリア沖へ到着する予定だ。

 昨年(2017年)4月6日にトランプ政権はアメリカ

海軍の2駆逐艦、ポーターとロスから59機の巡航

ミサイル(トマホーク)をシリアのシャイラット空軍基地

に向けて発射している。

そのうち目標へ到達したのは23機。

5機は地上へ落下、残りは地中海へ落ちたと見られ

ている。

この攻撃があった後、シリアではS-300やS-400

だけでなく短距離防空システムのパーンツィリ-S1の

配備が進んだ。


 トランプ政権がシリアを攻撃する場合、昨年の規模

を上回ると見られているが、それでもダマスカスや

ロシア軍をターゲットに含めなければ、ミサイルを

撃墜する程度で納まるという見方もあったが、

​レバノン駐在ロシア大使は、アメリカ軍がシリアを

攻撃したなら、ミサイルを迎撃するだけでなく、

ミサイルの発射装置を破壊するとしている​。

つまり、艦船から発射すれば艦船を撃沈、航空機から

発射すれば航空機を撃墜するということだ。


 ところが、大使の発言の後、トランプ大統領は

ツイッターで、ロシアがミサイルを撃墜するとだけ

語ったかのように書いている。

これは昨年のケース。今回は違う。

ロシア側の発言を聞いていないのだろうか、

あるいは見通しを誤った「予定稿」をそのまま書いた

のかだろうか?


【転載終了】

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 72h以内の米国によるシリア攻撃は

実行されるのか?


 ロシアは本気で米艦の撃沈、米機の

撃墜するかもしれませんね。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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