EU加盟国外相、シリア情勢に関する立場について合意・・・
Sputnik日本
【転載開始】
■EU加盟国外相、シリア情勢に関する立場について合意
EU加盟諸国の外相はルクセンブルクで
開かれた会議で、シリア情勢に関する共通
の立場で合意した。
EU外務政策当局の報道官が発表した。
モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表
の報道官マイヤ・コシヤンチチ氏はツイッターで
「外相らはシリアに関する結論を承認した。間も
なくそれはアクセス可能となる。EUの共通の立場」
と発表した。
米英仏は14日朝、シリア政府が化学兵器製造
に使用していると3国が断定した施設にミサイル
攻撃を行った。
日本時間で14日9時41分から11時10分まで、
米英仏はシリアに100基を超えるミサイルを
撃ち込んだが、その大部分はシリアの対空防衛
によって迎撃された。
ロシア軍は迎撃には加わらず、すべての発射を
追跡するにとどまった。
これより前、トランプ大統領はシリアに対して
英仏との合同作戦の開始を宣言このシリア攻撃は
4月7日、東グータ地区ドゥーマ市で行われたと
されている化学兵器による攻撃が口実となっている。
【転載終了】
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NEWSWeakにこんな記事もありました。
<ロシアとの衝突を恐れるあまり、
シリアの化学兵器を一部破壊しただけ>
4月13日に米英仏が共同で行ったシリアに
対するミサイル攻撃の狙いは、
「もし再び化学兵器を使用すれば欧米の軍事
攻撃が待っている」という明確なメッセージを
送ることだった。
翌14日の国連安保理の緊急会合で、攻撃を
主導したアメリカのニッキー・ヘイリー国連大使
は「シリア政府がこの種の毒ガスを再び使用
するようなことがあれば、アメリカは武力で応じ
る用意がある」と述べた。
この会合は、ミサイル攻撃に抗議する目的で
ロシアが開催を求めたものだった。
だが米英仏側が目的を狭く設定したことで、
今回のミサイル攻撃はもう1つの想定外の
メッセージを送ることにもなった。
「アメリカは、通常兵器による市民の大量殺りく
の罪は問わない」「ロシアやイランがシリア政府
軍を支援していても異議は唱えない」と言ったも
同然だ。
ミサイル攻撃の標的を化学兵器の関連施設
3カ所に絞った背景には、ジェームズ・マティス
米国防長官の慎重な考えがあるようだ。
マティスは戦争の拡大を匂わせるドナルド・
トランプ大統領の発言によってアメリカが
シリア内戦の泥沼にさらに踏み込まなければ
ならなくなる可能性を懸念した。
そもそもトランプ自身、シリアからは手を引き
たいと望んでいた。
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