子ども食堂、全国6000軒超の衝撃。
MONEY VOICE
【転載開始】
■子ども食堂、全国6000軒超の衝撃。
「欠食児童」急増も海外バラマキを
続ける日本の異常
2023年1月5日
国内のNPO法人の調査によれば、
コロナウイルスの感染拡大が始まって
から子ども食堂の数は一気に増え、
2021年末までの段階で6,000か所を
超えたという報告があります。
コロナを言い訳にはしていますが、
日本国民の貧困は我々が想像している
以上に加速化しており、今を生きる
子どもたちがもっともその影響に直面
している現実が見えてきます。
■令和の時代に「欠食児童」が激増中
皆さま、「欠食児童」という言葉を
ご存じでしょうか?
家庭の貧困や食糧不足などのために、
昼の弁当を持ってこられない児童や3度
の食事を満足に取れない子どものこと
です。
世界恐慌が始まった1929年頃から
こう呼び始めたようで、弁当のない子ども
たちは昼食時間になるとひっそりと校庭に
移動して鉄棒にぶら下がるといった光景が
本邦の小学校の随所で見られたそうです。
それから90年近く経過した今、令和の
時代にまともな食生活を送れないでいる
広義の意味での欠食児童が激増している
というのです。
■ついに「子ども食堂」は全国6,000か所
を超える勢い
国内のNPO法人の調査によれば、
コロナウイルスの感染拡大が始まってから
子ども食堂の数は一気に増え、2021年末
までの段階で6,000か所を超えたという
報告があります。
恐らくそこから1年経過した今年の年末
段階では、さらに1,000か所近く増えた
可能性も。
コロナを言い訳にはしていますが、
日本国民の貧困は我々が想像している以上
に加速化しており、今を生きる子どもたち
がもっともその影響に直面している現実が
見えてきます。
■10人に1人が欠食児童か
国の当該担当機関が精密な調査を行って
いるわけではありませんから、かなり
アバウトな試算になりますが、子ども食堂
1か所で月間に(のべではなく個別人数の
総計として)訪れるこどもの数が平均100人
であるとすれば、全国で子ども食堂を利用
している子どもの数はゆうに60万人を超え
ているとみられています。
本邦の小中学生の総計がほぼ630万人弱
と年々減少していますから、ざっとみても、
その10%が令和の欠食児童であることが
わかります。
リアルに調査してみれば未就学児童から
高校生まで利用する未成年の数は多くなり
ますし、コロナ感染の拡大ピーク時には
大学生すら恥を忍んで子ども食堂に足を踏み
入れざるをえなかったという話も聴こえて
きますから、実態は60万人どころか
100万人に近い可能性すらある状況です。
■政治家もやたら視察に訪れるが、いま
政治がすべきは食堂のサポートなのか?
ここのところ自民党をはじめとして野党
の議員も、子ども食堂を視察に訪れては
その取り組みを絶賛するという、国民に
対しての「やってます感」を醸成する行為
なのか単純に興味があるだけなのかよく
わからない動きをしています。
しかし、いま政治家がやらなくてはなら
ないのは、子ども食堂やその延長線上に
ある子ども宅食(食事を自宅に届ける)を
推進する、あるいは補助金を出して子ども
食堂を応援するといった一過性の対応では
ないことを強く感じさせられます。
こうした子どもたちは終戦後に都市部に
あふれ出た身寄りのない孤児が浮浪児に
なって徘徊しているわけではなく、
しっかり家庭があっても食べられないわけ
です。
個別の家庭にはそれぞれ様々な理由が
あるのでしょうが、これだけ利用者が
マス化してくるということは、社会構造的
に問題があるのは間違いないでしょう。
さらにはこうしたサービスを利用する
子どもたちのみならずその親、とくに
母子家庭の母親などは、もっと食事を
とれずに苦しんでいる可能性も類推する
必要が出てきています。
■他国にカネをばら撒いている場合ではない
岸田首相は国会での議論も差し置いて
さっさと43兆円の防衛予算設定を閣議決定
し、増額のほぼ9割近くは米国からの武器
の購入に充てるという実に理不尽なことを
平気で断行しようとしています。
さらには、裕福な先進国づらをしては
新興国にカネをバラまくという、安倍政権
からの悪しき慣習を平気で踏襲しています。
ところが、実はこの国は子どもの食生活
ひとつとってみても欠食児童爆発で、
どこかの国から追われて逃げてきたのでも
ないのに食事難民が激増している現実を、
もっと直視すべき状況に陥っていることを
感じさせられます。
子どもの食という視点での考察は国の
状況を見極めるごく一部の視点にすぎま
せんが、安全保障ということで考えますと、
3食まともに食べられない、しかもそれが
未成年の若者に急激に広がっているのでは、
この先社会が発展するとは到底思えない
状況です。
新年1月の メルマガ では人口7000万人
時代の国のグランドデザインをいったい
誰が考えているのか?という、
さらシリアスな件について触れていきたい
と思っていますが、この国の状況は我々が
薄ぼんやりとイメージしているものより
はるかに悪化しているということだけは
事実です。
令和に入り、ここまで成熟化している
この国で欠食児童などという言葉が飛び
出してくるとはまったく思いませんでした。
残念ながら岸田政権では何のしようも
ないまま新年も悪政が続きそうですが、
国を動かして状況を変えていく取り組みが
絶対必要であると強く感じます。
【転載終了】
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「欠食児童」などと昭和の死語が
復活してくるとは思いませんでした
ね。
数年前から「貧困家庭」の子供が
7人に一人の割合との報道がありま
したが、さらに進んでいるのでしょ
うか?
一人当たりのGDPが世界34位とな
り、経済大国とは言い難い国になっ
てきています。
これは安倍政権時から落ちる一方
であり、岸田政権になっても安倍政治
を踏襲している結果なのでしょう。
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