岸田首相が強行「インフレ率を下回る年金」に高齢者悲鳴・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■岸田首相が強行「インフレ率を下回る年金」
に高齢者悲鳴・・・実質“目減り”も救済策なし
公開日:2023/01/24
値上げラッシュが続く中、年金生活者には
過酷な一年になりそうだ。
年金支給額が物価や賃金の上昇率より大幅に
引き下げられるからだ。
岸田首相は今月4日の年頭会見で
「インフレ率を超える賃上げの実現」を訴え
ていたが、高齢者の賃金とも言える「年金」
は別のようだ。
年金額は68歳以上が前年の物価変動率
(22年は2.5%)、67歳以下が過去3年間の
賃金変動率(19~21年度平均は2.8%)に
基づき、決定される。
■「マクロ経済スライド」を発動
ところが、岸田政権は両上昇率より年金額
を低く抑える「マクロ経済スライド」を発動。
23年度の年金額は本来の上昇率より0.6%
引き下げられ、68歳以上は1.9%増、67歳以下
は2.2%増にとどまる。
実質「目減り」である。
厚労省は「マクロ経済スライドの発動は、
時の政権が判断するのではなく、法律に
のっとって行われている」(年金課)とした
が、年金の目減りに対して、岸田首相は何か
手を打たないのか。
「昨年の春、22年度の年金減額の穴埋めと
して年金生活者に5000円支給が検討されまし
た。最終的には見送られましたが、夏の参院
選を意識してのことでした。今回は当面、
国政選挙がないこともあり、岸田首相は年金
の実質目減りに対する救済策は何も考えてい
ません」(政界関係者)
高齢者にとって年金は命綱だ。
厚労省が行った2020年の所得についての調査
によると、高齢者世帯(65歳以上のみで構成
か、これに18歳未満の未婚者が加わった世帯)
の収入のうち、年金や恩給のみが占める世帯は
25%、8割以上は約6割に上る。
東京商工リサーチによると、今年予定され
ている食品値上げはすでに1万品を超える。
こんな状況での年金目減りは痛すぎる。
「賃上げを強調しながら、年金の目減りは
平気でやる。高齢者に冷淡な岸田首相の姿勢が
よく表れています。年金の問題は高齢者だけで
なく、現役世代にとっても、将来自分に降り
かかる問題です。マクロ経済スライドはイン
フレでは国民をいっそう苦しめることがわかり
ました。国民的議論が必要です」
(立正大法制研究所特別研究員・浦野広明氏
=税法)
フランスでは年金の支給開始年齢引き上げ
など年金改革案に国民が猛反発。
19日に全土で行われたデモの参加者は112万人
に上った。
日本国民も怒った方がいい。
【転載終了】
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収入も上がらないインフレを10年も
続けたツケが回ってくるのかも。
日本は衰退の一途であり、現状も
鑑みず、防衛費の増大はロシアや
北朝鮮のような国を目指しているので
しょうか?
アメリカも似たようなものですが、
日本がその穴埋めをするのでしょう。
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