春闘スタートも連合・芳野会長の“決意表明”に冷めた声・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■春闘スタートも連合・芳野会長の“決意表明”
に冷めた声・・・《出来レース》《中小にしわ寄せ》
公開日:2023/01/23
連合との会談の冒頭、あいさつする
経団連の十倉雅和会長=23日
(C)共同通信社
経団連の十倉雅和会長と連合の芳野友子会長
が23日午前、東京都内で会談し、2023年春闘
が事実上スタートした。
ロシアのウクライナ侵攻や日米間の金利差
などを背景にした歴史的な資源高、物価高に
直面して実質賃金が減り続ける中、どこまで
基本給を底上げするベースアップ(ベア)が
実現させられるかが焦点の一つだ。
経団連の十倉会長は冒頭のあいさつで、
「賃金と物価の好循環を実現する必要がある」
と表明。
「物価動向を特に重視しながら、企業の社会的
責務として、賃金引き上げへ積極的な対応を
(会員企業に)呼び掛ける」と強調した。
これに対し、ベアの要求水準を3%程度に設定
し、定昇と合わせて5%程度の賃上げを目指す
連合の芳野会長は会談で、
「労使が力を合わせ、日本の未来をつくりかえ
るターニングポイントとすべきだ」と主張した。
十倉会長は会談後、労使双方で意見が一致し
た――としていたのだが、SNSなどでは、
《はいはい、いつもの出来レース》、
《やる気ないだろ、言葉だけだよ》といった
批判的な投稿が少なくない。
というのも、経団連が17日に公表した
「経営労働政策特別委員会(経労委)報告」で
は、5%程度の賃上げを掲げる連合の要求は
過去約10年の実績との乖離が大きいと、
難色を示していたからだ。
経労委報告は、今年の春闘に臨む経営側の指針
だ。
そこで連合要求に対して後ろ向きな指摘をして
いるのだから、労使双方の意見“一致”も何も
ないだろう。
■大企業の賃上げは中小企業にしわ寄せ
同じく、経団連との会談の冒頭、
あいさつする連合の芳野友子会長
(C)共同通信社
実際、十倉会長は「(賃上げは)できる
ところからできる形でやってほしい」とも
言っており、この発言に対し、SNSでは、
《「できるところから」ということは、
できないところはやらなくていい、とい
うこと》、
《結局のところ、本音は基本給を上げず、
インフレ手当やボーナス加算でお茶を濁す》、
《連合も今や経団連の手先。何だかんだと
理屈をつけてベースアップしないという
経営者の意見に押し切られる》・・・
などと冷めた見方が大勢だ。
一方、今回の春闘をより厳しい目で見て
いるのが、経団連傘下の大企業ではない
中小企業の従業員らだ。
《経団連の大企業が大幅賃上げを実現した
として、そうなると我々のような下請けが
無理難題を押し付けられるだけ》
《大企業の賃上げは中小企業にしわ寄せが
必ず出てくる。仕入れ値はこれ以上、下げら
れませんよ、十倉会長》
ネット上には、中小企業の現場社員らしき
人の悲鳴のような投稿が無数にみられるが、
芳野会長が指摘する通り、今回の春闘を
「労使が力を合わせ、日本の未来をつくり
かえるターニングポイントとするべき」なの
であれば、大企業だけでなく中小企業にも
大幅な賃上げが欠かせないのは言うまでも
ない。
【転載終了】
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「連合」は、30年前から何もしない
労働組合です。
ストなどの抵抗の仕方さえ分からな
い組合幹部だらけですからね。
私のいた会社の組合は、地域を代表
するような存在でした。
私のような一階の社員に当局から探り
を入れてきたくらいですから。
しかし「連合」に移管してからは、
もう探りをを入れなくてもいいと言わ
れましたね。
それほど落ちぶれました。
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