4月が値上げラッシュの“ヤマ”に・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■4月が値上げラッシュの“ヤマ”に・・・
物価高倒産さらなる加速で迎える
「地獄の新年度」
公開日:2023/02/11
4月にまた一斉に値上がり(C)共同通信社
“仕入れ価格上昇”や“値上げ難”により発生
する「物価高倒産」が止まらない。
帝国データバンク(TDB)による と、
今年1月の物価高倒産は初めて50件に上り、
7カ月連続で最多を更新した。
前年同月の6件から約8.3倍に急増した。
物価高倒産は引き続き増加傾向で推移
するとみられ、4月に「ヤマ」がありそう
だ。
TDBが今月3~7日に実施したアンケート
(有効回答1335社)によると、自社の商品
・サービスの値上げ予定(実績含む)は4月
が最多の42.8%だった。
以下、1月28.1%、5月26.5%、3月20.6%、
6月11.0%。
7月以降は1桁で年前半に値上げが集中して
いる。
「4月は年度替わりでキリが良いこともあ
り、値上げ予定が集中しています。コスト
上昇分を十分に販売価格に転嫁できなければ、
物価高倒産がさらに増加する恐れがあります」
(TDB情報統括部の担当者)
■価格転嫁の成功は「原価を示した価格交渉」
がコツ
企業の価格転嫁については「成功のコツ」
が明らかになっている。
同アンケートで「価格転嫁の成功理由」を
尋ねたところ、コスト上昇の程度や採算ライ
ンなど「原価を示した価格交渉」が45.1%と
最も高かった。
ある味噌製造の企業は、電気料金の総額が
前年比約150%、重油が120%上昇した
「値上がり幅」を取引先に提示し、価格転嫁
を実施できたという。
ただし、原価を示す価格交渉は企業間が中心
だ。
原価を示した価格交渉を価格転嫁の成功理由
に挙げたのは「製造」63.7%、
「卸売」49.1%に対し、消費者相手の「小売」
は21.1%にとどまった。
また、サービス業には難しい手法だという。
「製造コストが明確な製造業は原価を示し
やすい。原油や原材料は価格の上昇は指標が
あったり、報道も多く、比較的スムーズに
取引先の購買担当者を納得させることができ
ます。一方、サービス業はどういう費用が
かかっているのか、わかりにくく、目に見え
ない。原価を示す価格交渉は難しく、サービ
ス業が価格転嫁で苦戦している一因になって
います」(前出の担当者)
TDBが12月に実施した調査によると、
コスト上昇に対しての企業の「価格転嫁率」
は39.9%にとどまる。
4月からは政府の支援を上回る電気代の値上
げも控えている。
どうやら、“地獄の新年度”を迎えそうだ。
【転載終了】
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ウクライナ戦争が夏までには終戦を
迎えてほしいですね。
それには、西側なお支援が不可欠で
あり、ロシアの敗戦で終わらなければ
なりません。
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