賃上げ苦戦の中小企業を切り捨てか・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■賃上げ苦戦の中小企業を切り捨てか・・・
連合・芳野会長“上から目線”トンデモ
発言の中身
公開日:2023/02/13
「置いていかれる雰囲気をつくる」
ーて、それが解決になるのか
(連合の芳野友子会長)
/(C)日刊ゲンダイ
中小企業が賃上げに苦戦している。
商工中金が取引先の中小企業2284社に
実施したアンケート調査
(昨年11月18日~12月5日)によると、
今年の賃上げ率は1.98%となる見込み
だ。
昨年実績は1.95%でほぼ横ばいにとど
まりそうだ。
昨年の春闘はインフレ突入前。
今年は消費者物価指数が前年比4%を
超えている。
賃上げ率1.98%では物価上昇率の
半分にも及ばず、実質賃金は大きく
目減りしてしまう。
やはり、中小企業は昨年並みの賃上げ
が精いっぱいのようだ。
■昨年比“横ばい”はまだマシ
「コスト上昇分を価格転嫁できた
企業は賃上げが可能でしょう。しかし、
多くの中小企業は価格転嫁がうまくいっ
ていません。賃上げに回す原資を十分
に確保できず、今年は昨年よりも賃上
げするのが難しい環境だといえます。
昨年比横ばいの賃上げは頑張った方だ
と思います」
(経済ジャーナリスト・井上学氏)
■芳野発言はあまりにも酷
大手企業ならまだしも・・・
(2023年春闘の要求書を経営側に
提出するIHIの労働組合=左)
/(C)共同通信社
商工中金の調査でもコスト上昇分の価格
転嫁が順調な「鉄・非鉄」や「化学」では、
賃上げを実施する割合は多く、賃上げ率も
高い。
一方、転嫁に苦戦中の「運輸業」「印刷業」
「情報通信業」は「実施率」「賃上げ率」
ともに低い。
価格転嫁がままならない中、昨年と横ばい
の賃上げ率は中小企業経営者の苦労がにじ
み出ていると言える。
そんな中、連合の芳野友子会長から耳を
疑う発言が飛び出した。
12日の産経新聞のインタビューで
「賃上げの流れを中小企業にいかに広げる
か」との問いに「『賃上げをしなければ
(企業は)置いていかれる』という雰囲気
を作っていきたい」と語っている。
まるで、賃上げに苦戦している中小企業を
切り捨てるかのようだ。
「上から目線で何を言っているのか。多
くの中小企業の経営者は大幅な賃上げをし
たいと思っています。空前の物価高から
従業員の生活を守りたいし、深刻な人手不
足の中、人材確保のためにも賃上げは必要
です。ところが、コストアップを克服でき
ず、ない袖は振れないのです。内部留保を
ため込んでいる大企業ならともかく、コス
ト上昇に四苦八苦しながら、何とか賃上げ
をしようとしている中小企業に対するコメ
ントで『置いていかれるという雰囲気を
作る』とはあまりにも酷な言い方です」
(井上学氏)
連合は大企業の正社員が中心の労働組合。
賃上げに苦労している中小企業の経営者に
は芳野発言はどう聞こえるのか。
【転載終了】
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政財官+労組が何もわかっていな
いのでしょうね。
20年以上賃金が横ばい状態であり、
内需が縮小する一方の国に経済大国
の面影はありません。
近い将来経済大国としての地位が
5位まで落ちるようです。
経済大国として認知されるのは3位
まででしょう。
このまま人口減少が続けば、後進
国の仲間入りです。
浮上する可能性もなくなりそうです
ね。
しかし「連合」は、なんでこんな
人物を会長にしたのでしょうかね?
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