英のガソリン車販売禁止、HVも対象か!?
日本経済新聞
【転載開始】
■英のガソリン車販売禁止、HVも対象か 現地報道
2018/5/5
【ロンドン=篠崎健太】
2040年までにガソリン車とディーゼル車の
販売を禁止する方針の英政府が、対象に
ハイブリッド車(HV)も含める案を検討して
いることが明らかになった。
複数の英メディアが4日報じた。
トヨタ自動車の「プリウス」など、現行のHVは
将来売れなくなる恐れがある。
現実になれば自動車メーカーの戦略に大きく
影響しそうだ。
英政府は17年7月、内燃機関で走る車の
販売を40年までに禁じる方針を打ち出した。
排ガスによる大気汚染を防ぐ環境政策として
「従来型のガソリン車とディーゼル車の販売を
全てやめる」とした。
ただ具体的な対象は説明されていなかった。
英紙フィナンシャル・タイムズと英自動車専門誌
オートカーは関係者の話として、英政府が40年
以降、少なくとも50マイル(約80キロメートル)は
電気だけで走行できる車に限り販売を認める案
を検討中だと伝えた。
電気モーターとエンジンを併用するHVの場合、
現状では電気による走行性能が同基準に届かず、
環境対応車の枠から締め出されることになるという。
トヨタが17年に全面改良した新型プリウスの
プラグインハイブリッド車(PHV)は、
電気自動車(EV)としての走行距離が68.2キロ
メートル。
従来の2倍以上に延びたが、報じられた
約80キロメートルの基準には達しない。
自動車各社は今後、HVについてもバッテリーなど
電動性能の大幅な向上を迫られることになりそうだ。
もっとも、自動車行政を担う英交通省の広報担当者
は、HVが規制対象になるとの報道を否定した。
検討を進めている販売禁止の具体策を巡り、
英政府内でも意見が割れているとの観測も出ている。
自動車業界などの意見を踏まえて緩和される可能性
がある。
自動車の環境規制ではフランス政府も17年、
ガソリン車とディーゼル車の仏国内での販売を4
0年までに禁じる方針を示した。
世界最大の自動車市場である中国も環境規制の
強化に動いており、EV開発の流れが加速しそうだ。
【転載終了】
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40年までにはバッテリーの改良も進み、
航続距離が伸びるでしょうが、果たして、
HVが売れるかどうか?
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