他国冷ややか 好戦首相が和平の機運を妨害する危険な図式。

永田町の裏を読む


【転載開始】

■他国冷ややか 好戦首相が和平の機運を妨害する危険な図式

  2018年5月10日


 安倍晋三首相が大型連休前半に中東

各国を歴訪した際、「中東の安定と和平

に貢献したい。イスラエル、パレスチナ

の双方に建設的な関与を働きかけたい」

と語ったことに驚いた人は多かったのでは

ないか。

旧知のアラブ研究者がメールでこう怒って

いる。


 「いま安倍が仲介して、ここまでこじれた

イスラエル・パレスチナの交渉を再開させ

ることは不可能だし、それ以前の目前の

緊急課題として、イラン核合意を壊そうと

するネタニヤフ・イスラエル首相の情報

謀略に対して欧州が必死で闘っている

最中に、何をノンキなことを言っている

のか」と。


 ネタニヤフは4月30日、イランが核開発

を続けていることを示す5万5000ページ

の書類と183枚のCDを入手したとして、

「イランは嘘をついた」と大々的に発表した。


 これは、トランプがイラン核合意を破棄

するかどうかを決める期限としている

5月12日を前に、米国を反イランの方向に

引き込むことを狙った挑発で、当のイラン

は「すでにIAEAも把握している古い資料で、

子供じみている」(ザリフ外相)としているし、

欧州も「目新しいものではない」(英BBC)

と冷ややかに受け止めている。


 前出の研究者が言う。


 「この切羽詰まったイラン核合意をめぐる

外交には日本の出番はないし、誰もそれを

期待していない。そんな中で中東に出掛け

て行って空疎な言葉を吐くよりも、まずは

朝鮮半島の『安定、和平に貢献』するため

に『建設的な関与』をすることが日本の役目

ではないですかね」


 しかし残念なことに、安倍政権は朝鮮和平

のプロセスでも何の建設的な役割を果たす

ことができずに置いてきぼりになっていて、

その腹いせかどうか、ネタニヤフも顔負けの

情報謀略を用いて妨害しようとさえしてきた。


 河野太郎外相が3月31日の講演で

「北朝鮮がトンネルから土を運び出し、次の

核実験の用意をしている」と発言したのが

一例で、この河野発言に対し、世界的に

有名な北情報分析サイトである米ジョンズ・

ホプキンス大学の「38ノース」は衛星写真

付きで「そのような動きはなく、活動は減って

いる」と反論し、中国外務省も「朝鮮半島の

緊張緩和に各国が努力している時に、足を

引っ張ることのないように」と不快感を示した。


 今やネタニヤフと安倍が好戦派の筆頭で、

その2人が何とかしてトランプを和平を破壊

する方向に導こうとしているという危険な図式

である。


【転載終了】

***********************


 北朝鮮問題で蚊帳の外に置かれ、出番が

ないので中東まで出かけていったのでしょう

かね。


 中東問題は民族や宗教間問題なので、

根が深いです。

安倍首相が調整できるほど簡単なこと

ではないでしょうね。


 身近な北朝鮮問題でも蚊帳の外に

置かれていることは世界も知っています。


 もっと、国内に目を向けないと、退陣が

早まるかも?


0コメント

  • 1000 / 1000