困った時のフジ頼み 安倍首相“緊急出演”内容ゼロの40分間。

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載終了】


■困った時のフジ頼み 安倍首相“緊急出演”内容ゼロの40分間

  2018年5月12日


 窮地に陥ると、いつもこのパターンだ。

11日、安倍首相がフジテレビの

「プライムニュースイブニング」に“緊急生出演”。

午後5時20分ごろから40分以上にわたって

電波を占拠した。


 加計学園の獣医学部新設については、

「プロセスに一点の曇りもない」

「私から指示された人はひとりもいない」と

従来通りの主張を繰り返すだけ。

前日に国会招致された柳瀬元首相秘書官が、

加計学園関係者と会ったことを安倍首相に

報告していないと答弁したことも、ニタニタしな

がら「まったく問題ない」と言い放った。


 「フジは安倍首相べったりの日枝元会長が今も

隠然たる影響力を発揮している。プライムニュース

で質問役を務めた反町キャスターも完全に安倍

応援体制に組み込まれています。安倍首相は、

政権浮揚策に位置付けていた日米首脳会談が

財務省のセクハラ次官に話題をかっさらわれて

話題にならず、支持率回復に結びつかなかった

ことに立腹でした。支持率回復を狙って、フジの

番組に生出演したのでしょう。応援団メディアなら

厳しい質問を浴びせられることもないので、記者

会見より安心ですからね」(一般紙の政治部デスク)


 困った時のフジ頼み――。

安保法を衆院で強行採決した直後の2015年

7月20日にも、安倍首相はフジの夕方のニュース

に生出演。

模型などを使って安保法の必要性や正当性を

一方的に訴えた。当時も支持率が30%を下回り、

政権運営が危ぶまれていた時期だ。


 元衆院議員で政治学者の横山北斗氏が言う。


 「今回も安倍首相は自分が言いたいことだけ

言って、さっさと帰ってしまった印象です。

キャスターの質問に対する答えもピントはずれで、

かみあっていなかった。あらかじめ用意した原稿

を読んでいるだけのように見えました。加計問題

にしても、自己正当化に終始するばかりで、一般

の視聴者は『ますます怪しい』と感じたのではない

でしょうか。安倍首相のための放送でしかなく、

国民にとっては何のメリットもない。あれだけの

時間を割く必要があったのか疑問です」


 都合よくメディアを利用する安倍首相と、

権力者の言い分を垂れ流すメディアのもたれ

合いは、醜悪きわまりない。


【転載終了】

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 フジサンケイは安倍応援団ですからね。


 首相はいくら自分の都合のいいところに

逃げ込んでも、現実は変わらないですよね。


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