車離れを食い止める トヨタ自動車・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■車離れを食い止める トヨタ自動車“売らない販売店”の戦略
2018年5月24日
東京・有楽町に3月29日にオープンした
商業施設「東京ミッドタウン日比谷」の1階
の「レクサスミーツ」には、カフェレストラン
や家電、化粧品、文具など世界のブランド
品を揃えたブティックが入る。
その中央フロアにトヨタ自動車の最新車、
レクサスが並ぶ。
店舗はトヨタ自動車の販売店なのだが、
実は車は展示と試乗だけで、営業トークはない。
「ここでは商談や契約はしません。トヨタの
ファンを増やすための拠点づくりがコンセプトです」
(トヨタ自動車幹部社員)
2017年の国内新車販売台数は前年比5・3%
増の523万台と3年ぶりに増加したが、
今年の1月から3月は再び前年割れに落ち込み、
国内自動車市場は明らかに縮小傾向。
トヨタ自動車も17年の国内販売は163万台と
同3%増えたものの、1990年代の200万台超え
には遠く及ばない。
日本自動車工業会が4月に発表した17年度の
「乗用車市場動向調査」が興味深い。車に関心の
ある若者は4割強あるが、車を買いたくない若者
は5割を超える。
さらに、車を買いたくない理由を「買わなくても生活
できる」「今まで以上におカネがかかる」「車以外に
使いたい」と挙げている。
一方、車に関心のある若者の車の利用方法は、
レンタカーが71%、複数で車を共同利用する
カーシェアリングが51%だ。
「車の使用価値は認識していても、お金をかけて
まで車を所有する意識は低い。若者を中心とした
車離れと少子化で新車販売の先行きは厳しさを
増しています」(同会幹部)
■全国に40店舗を展開
こうした中でトヨタ自動車では、「レクサスミーツ」
のように「車を売らない販売店」を昨年9月から
全国40店舗で展開している。
例えば神戸のネッツ神戸店が昨年11月25日に
オープンした「GRガレージ西宮」。
ガレージの中は1階にカフェ、2階にフィットネスクラブ
を誘致している。
「スポーツカーブランドの専門販売店ですが、
車や部品、車検販売などはしません。カフェの
空間に1000冊以上の本やビデオなどグッズ
を置き、週末には子供向けに整備体験会や
イベントを行っています。いまや『買ってください』
という姿勢では車は売れない時代です」
(同社営業幹部)
佃モビリティ総研の佃義夫代表が言う。
「地域により車の市場性は大きく違う。全国同一
時期、同一車種の販売にディーラーが違和感を
持っていました。車の販売に直接結びつかなくても、
地域の特性に合わせた独自性で、地域に貢献して
トヨタファンのユーザーを囲い込む戦略です」
【転載終了】
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トヨタが何重にもかかっている車の税金の
改善に取り組むことを表明しています。
車の維持費が重くのしかかっているから、
若者は車の購入をしないのでしょうね。
まさに、走る税金の塊です。
正直我が家も自動車税は10万弱であり、
妻に「5月になると腹が立つ」と睨まれます。(苦笑い
特に、排気量区分は実質の関税であり、
何故、我々が輸入車の関税を肩代わり
しなくてはいけないんだと思いますよね。
アメ車に関税をかけることができないので、
考え出したシステムですが、アメリカに対して
の「忖度」です。
官僚の欠点は、一度導入したものは、
変えようとしないことです。
特に、財務官僚は頑なですね。
来年、消費増税10%になったらさらに
車は売れなくなるでしょう。
トヨタの危機感がわかります。
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