「日本経済にとっては安倍総裁の再選が望ましい」・・・???
マネーポストWEB 5/25(金) 配信
【転載開始】
■森永卓郎氏 「日本経済にとっては安倍総裁の再選が望ましい」
2018年9月の自民党総裁選で誰が
勝者となるのか。
安倍晋三総裁の対抗馬として誰が立候補
するかもまだ明白にはなっていない状況
だが、経済アナリストの森永卓郎氏は、
安倍氏と岸田文雄政調会長の一騎打ち
になる可能性が高いと予想している。
総裁選の日本経済への影響について、
森永氏が解説する。
* * *
自民党総裁選が私の予想通りの構図に
なったとしても、安倍氏と岸田氏のどちらが
勝つかは、正直なところ現状でははっきり
見えない。
ただし、はっきり予想できることはある。
こと日本経済にとっては、安倍氏の勝利が
望ましいということだ。
岸田氏が勝って岸田政権が誕生すれば、
消費税の8%から10%への引き上げが
2019年10月から予定通りに行なわれるはずだ。
その結果は、火を見るより明らかだ。
前回の消費税率引き上げ後と同様に、
日本の景気が大きく失速することは間違いない。
一方、安倍氏が勝てば、少なくとも消費税が
上がることはないと考えられる。
安倍氏はおそらく、自民党総裁選前に再び
消費税の凍結、あるいは引き下げを表明すると、
私は見ている。
なぜなら、内閣支持率の急落という逆境から
一発逆転勝利を狙う最後の切り札は、
それしかないと思われるからだ。
日本経済にとって最良のシナリオは、
安倍氏が消費税率の引き下げを宣言して勝利
することだ。
その結果、たとえば消費税が5%に引き下げら
れれば、日本の株価も一気に上がるはずだ。
消費税を5%に引き下げても、通貨発行益を
財源として利用すれば、財源的には何の問題も
ないはずだ。
日銀は量的金融緩和で国債を大量に買い増し
続けているが、日銀が保有する国債は、
元利の返済が実質不要だ。
日銀が国債を買い入れるということは、
国債を日銀が供給するお金にすり替えることを
意味する。
日銀券は元本返済も利払いも不要なので、
日銀保有の国債は借金にカウントする必要が
なくなる。
それが通貨発行益と呼ばれるものだ。
2017年度ベースの日銀の国債買い入れ額は、
約31兆円に上った。
ということは、通貨発行益が2017年度ベースで
約31兆円出たということだ。
一方、2017年度のプライマリーバランスの赤字額
は約19兆円なので、2017年度の日本の財政は
実質的に約12兆円の黒字だったのだ。
それに対して、消費税を5%に引き下げるために
必要な財源は約8兆円なので、問題なく可能なの
である。
もし安倍氏が総裁選に勝って消費税率が8%に
据え置かれた場合でも、岸田氏が勝って消費税率
が10%になった場合を比べれば、日経平均株価は
5000~6000円の差が出ておかしくないと見る。
一般の個人投資家にとっても、安倍氏の勝利が
望ましいといえるのである。
ちなみに2108年1~3月期の実質GDPは、
2年3か月ぶりのマイナス成長となっている。
「リーマン・ショック並みの経済危機がくれば、
消費税凍結を考える」と総選挙で発言した
安倍総理が、消費税の凍結あるいは引き下げ
を断行する環境は整ってきている。
【転載終了】
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森永氏は甘いんじゃないでしょうかね。
誰が総理総裁になっても消費税の引き
上げは行われると思うのですが。
なぜ、財務省が二度の先送りを黙認し、
安倍首相を守っているのか。
当然2019年の消費増税をやらせる
ためでしょう。
やらなかったら、引きずり降ろすでしょうね。
安倍首相の3選は、麻生派の支持が
絶対必要です。
安倍首相が消費増税見送りとしたら、
麻生派は安倍3選に協力しないでしょう。
なぜ、麻生氏が財務相を辞任しないのか、
当然、安倍首相に消費増税を実行させる
ためではないでしょうか。
少なくとも、これだけ国益を損なってきた
安倍首相ではね~?
私は、市場をまともな株価に戻してほしい
ですね。
業績に関係なく高止まりしている銘柄は、
私みたいな小口投資家にはきついですから。
ここ一年くらいは開店休業状態です。
先日も証券会社担当が来たので、
「こんなつまらない相場何とかして」とイヤミ
を言っときました。
小口投資家のヒガミですが!(笑い
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