日大と附属高校の学生に退学・転校の動きも

Business Journal


【転載開始】

日大職員「うちの子は他大学へ」…

日大と附属高校の学生に退学・転校の動きも

※抜粋


■退学届を準備…現役日大生や保護者が怒りの告発


 「今3年生なんですけど、まだ受験は間に

合うでしょうか」と言う女性は、息子を日大の

附属高校に通わせている。

今回の騒動が起きるまでは、

「当然、そのまま大学は日大」と思っていた。

しかし、今は完全に心変わりしているという。


 「うちの子は高校で運動部に入っています。

一般入試だったので寮に入っているわけでは

ありませんが、『自分で考える』といったことは

禁止されているような感じです」

(日大附属高校生の母親)


 「顧問は神様」「上級生は絶対」――日大では、

附属高校でもそんな雰囲気がまかり通っている

らしい。


 「自分で考えて行動しろ」と言われて、本当に

自分の体力に合わせたトレーニングをすると、

すぐに鉄拳制裁だという。


 「でも、日大OBの夫は『部活動なんてそんな

ものだ』と言うし、本人も『辞める』と言わないから、

いいんだと思っていました。ただ、お正月に部活

はないのに『初詣はチームで行く』ということに

なって、休みなのに家族より部活を優先させら

れるのは、ちょっとおかしいと思っていました。でも、

そうしないと、実力があってもレギュラーには選ば

れないんだそうです」(同)


 抱いた疑問は膨れ上がり、ひとつの決断に至った。


 「息子は日大には入れません。だって、生徒を

守ってくれないんでしょ? 高い授業料を取って、

そんなのね……日大のイメージが悪いので、就職

にも影響しそうですし。ほかの大学を受験させて、

運動部には入れさせない。それが、母親としての

気持ちです」(同)


 この女性は、そう言って席を立った。


 「まだ入学したばかりだから、『今のうちに転校

できないか』って考えています」と語るのは、日大

の附属高校に娘を通わせる母親である。


 運動部に所属しているわけではないが、

「日大には行かせたくない。大学があれなんだから、

附属もそうなのでは?」と考え始めたという。

そして、当の娘も「日大っていうのが嫌」と言い出し

ているようだ。合格したときは家族旅行をするほど

喜んでいたが、今では「日大の制服を着たくない」

とこぼしているという。


 発端は大学のひとつの運動部が起こした騒動

だが、大きな組織だけに、その余波は末端にまで

及んでいるようだ。


 取材を進めるなかで、退学届を準備している

現役の日大生もいた。

提出はしていないが、入学してまだ2カ月なので

「今ならやり直しがきく」と考えているという。


 「結局、『学生なんて代えのきく人形』と思って

いるのがはっきりわかりましたよね。そんな大学

で学ぶことって、ないような気がします。関学は

監督もディレクターも、そして被害者の親も、

学生の盾や防波堤になって必死に守っている

のが伝わってきます。この差は歴然で、唖然と

しました。いっそのこと、関学を受け直そうかと

思っています」(日大生)


 内田前監督と井上前コーチの会見では司会者

が「(日大のブランド)は落ちません」と言い放った

が、マンモス校の矜持は内部から崩壊し始めている。


■「体育会系は就職に有利」が崩壊?


 日大に限らず、これまで「体育会系の学生は就職

に有利」といわれてきた。

しかし、金融系企業の人事担当者に聞くと、

「そんなに甘くない」と即答された。


 「確かに、体育会系は体力もあるし、チームワーク

も身についています。ただ、私たちがほしいのは

即戦力とスピード感。そうなると、体育会系のなか

でも、特に自分でゲームメイクができる人材という

ことになります」(人事担当者)


 「監督の指示であればルールを破っても仕方ない」

という精神では、コンプライアンスに違反する可能性

がある。

また、緊急時に上司の命令や判断を待っているよう

では、大事なビジネスチャンスを逃す可能性がある。

そのため、ある程度の判断力を有していないと務まら

ない。

それが、今のビジネスの現場なのである。


 「もちろん、日大のアメフト部員は自分で判断できる

能力を備えているでしょう。でも、ときに『監督の言う

ことには絶対に従う、たとえルールを破ってでも』と

いう思考に至ることもあるかもしれない。現役の部員

が今度どう行動するか、大学は守ってくれないので、

そこでどう判断するのか……注目している企業の

人事担当者は少なくないと思いますよ」(同)


 3年前のラグビーワールドカップ。

日本は世界4位だった南アフリカに勝利し、

「史上最大のジャイアントキリング」といわれた。

試合終盤、選手たちはエディー・ジョーンズヘッド

コーチの指示に背いて逆転を狙いにいき、実際

に大番狂わせを成し遂げた。

今の企業が求めているのは、体育会系のなか

でも、そうした戦況に合わせた素早い判断力を

持つ人材なのかもしれない。


■「一度、つぶれてしまえばいいんです」


 今回の騒動が日大のイメージを大きく損なって

いることについて、異論を挟む人は少ないだろう。

では、日大出身者はどう見ているのか。


 「一度、つぶれてしまえばいいんです。そうしな

いと、誰のための大学か、経営陣も理解しない

のではないでしょうか」


 これは、日大を卒業して事業を興している男性

の言葉だ。

最初の頃は「内田さんは理事長のお気に入りだ

からね」程度にしか受け取っていなかったが、

言い逃れに終始し反省の色を見せない経営陣

の姿勢に、今や憤りは爆発寸前だという。


 「経営陣がどんなに自分の身を守りたいと思って

いても、それは日大が存在してこそでしょう。それ

すらわからないバカ者たちということです。生徒

ひとり守れない組織が全体を防衛できるわけが

ない。もう、私のまわりの日大OBはそれくらい

怒っています」(前出の日大OB)


 幼稚園から大学院までを合わせると、日大

グループの生徒数は11万5000人を超える。

確かに、この騒動で日大のイメージは地に堕ちた。

しかし、在校生のことを第一に考え、今からでも

正しい対応と真摯な姿勢を示せば、まだ間に

合うかもしれない。

(文=編集部)


【転載終了】

************************


 学生や父母に動揺が広がっている

のでしょうかね。


 関東アメフト連盟の処分も日大アメフト部

の声明後にだされるのでしょうか?


 声明次第では、可成り重い処分もあるのか?


 連盟の各大学が現日大コーチ陣体制では

試合はやれないとなれば全コーチの追放も

あり得ますね。


 安倍首相が関わっている疑惑のあるところは

問題だらけですね。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000