【統一地方選】 れいわ大躍進 有権者は見ている
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■【統一地方選】 れいわ大躍進 有権者は見ている
2023年4月24日
山本太郎れいわ新選組代表。
国民に直接語りかけることのできる数少な
い政治家の一人だ。
=18日、勝どき交差点
撮影:田中龍作=
きのう23日、投票が行われた統一地方選挙
でれいわ公認候補は、ツイッターで確認する
限り35人が当選した(あくまでも24日朝の
時点)。
翌日(24日)開票があるため、当選者は
さらに増える可能性がある。大躍進である。
れいわ事務局によれば過去の地方選挙で
れいわ公認候補の当選はゼロ人だった。
大躍進の予兆はあった。
18日、勝どきの交差点(東京都中央区)で、
れいわの川畑よしとも候補と山本太郎代表
が街宣をした。
ここは街宣のメッカなのだが、自民党が
国政選挙で動員をかけた時と同じくらいの
数の聴衆が集まった。
れいわの場合、動員ではない。
田中は当時の状況をこう記した―
「民草は重税と物価高と低賃金で青息吐息
だ。息をつなぐことができなくなり自ら命
を絶つ人も少なくない。絶望的な政治状況
にあっても、れいわは棄民しない。それだ
けは自信を持って評価できる」。
チラシ配りのスタッフもおらず一人で細々
と立つ渡辺照子候補(肩書当時)。
=20日、中村橋駅(練馬区)
撮影:田中龍作=
照ちゃんこと渡辺照子練馬区議(元れいわ、
現立憲)が再選を果たした。
照ちゃんは立憲の候補とはいえ、
大労働組合の十分な支援を得られなかった。
組織力を誇る自公に場所を押さえられて、
思うように街宣ができなかった。
駅の脇に追いやられて細々と演説する
照ちゃん。
その光景を拙ジャーナルに掲載したがために
落選するようなことにでもなったら、
照ちゃんに申し訳が立たないと思い伏せてい
た。
選挙が終わった今、晴れてアップロードする。
照ちゃんは人生の大半をシングルマザーと
して生き、路上生活(ホームレス)をも経験
した。
親切な人の家で出産した。21歳の時である。
20代後半の頃、公務員となり安定した暮ら
しができると思っていたが、殴る蹴るの
イジメに遭い、5年で退職。
以後、食うや食わずの非正規労働が続いた。
有権者は照ちゃんの人生に我と我が身を
仮託した。3,411票。
照ちゃんは練馬区議会議員として2期目を歩
み出す。
れいわと照ちゃんに共通するのは貧困問題
への取り組み、そしてブレないことである。
有権者は自らが置かれた状況を候補者に
仮託しながら、しっかり見ている。
オーダーメイドの車椅子を作り続ける
川畑よしとも候補(手前)は限りなく弱者
目線だ。
その姿勢が評価されたこともあり当選した。
=18日、勝どき交差点 撮影:田中龍作=
【転載終了】
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立憲のコアな支持者の票が「れいわ」
に集まるのは当然の帰結なのかも。
コアな立憲支持者の票が与党の補完
勢力でしかない「国民民主党」や
「維新の党」に入るとは思えませんか
ら。
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