公明党からも会見要求 与党内で狭まる加計理事長“包囲網”

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■公明党からも会見要求 与党内で狭まる加計理事長“包囲網”

  2018年6月9日


 いつになったら会見するのか――。

安倍首相の“腹心の友”である加計学園の

加計孝太郎理事長(写真)のことだ。

愛媛県今治市に新設された獣医学部を巡り、

学園側が安倍首相と理事長の“ウソ”の面会

を県や市に伝えていた問題で、理事長の

説明を求める声が与党内から噴出している。


 公明党の井上義久幹事長が8日、

加計問題について「当事者が何らかの形で

説明責任を果たすことが、国民の理解を

得る意味で必要」と発言。

これまで、“反安倍色”の強い石破派を中心

に自民党内から理事長の会見を求める声

が出ていたが、とうとう公明も同じことを言い

出したのだ。


 公明の支持母体である創価学会の中には、

加計学園の対応を疑問視する会員も少なく

ない。

それを無視できなくなったのだろう。

与党内からの要求で、理事長に対する

“包囲網”が狭まると同時に、安倍も追い

込まれている。


 腹心の友を差し出すのか、連立を組む

「身内」の声を無視するのかの瀬戸際だ。


 ところが、そんなピンチを知ってか知らずか、

当の学園は、国会からの文書提出の依頼を

受けて、7日の参院予算委にペラ紙1枚を

提出しただけ。

安倍首相と理事長の面会をでっち上げたこと

を改めて謝罪したが、「(2人が)会食した事実

もない」と回答。

紙1枚でお茶を濁そうなんて、国会をナメすぎだ。


 「加計理事長は相手に話を合わせてしまう

性格だそうです。周囲は、記者からの厳しい

質問にちゃんと受け答えできるか不安視して

いるようで、表に出られないのです」

(加計学園関係者)


 とはいえ、このまま記者会見を開かなければ、

問題を長引かせるだけだ。


 「今治加計獣医学部問題を考える会」共同代表

の黒川敦彦氏がこう言う。


 「去年の3月からずっと加計理事長の説明を

求め続けていますが、住民説明会にすら出て

きたことがない。フザケタ話ですよ。国会や

マスコミに紙1枚で対応する組織のトップが、

まともな説明を出来るかは疑問ですけどね」


 会見してもしなくても、安倍首相にとっては

頭の痛い話だろう。

与党内の反発が高まり続けるのか。

腹心の友にかかっている。


【転載終了】

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 全ては、安倍首相の往生際の悪さ

でしょうかね。


 当初、今井氏など側近が「夫人の関与

を認め、謝罪してしまいましょう」との進言

を拒否、「関与があったら、首相を辞任、

政治家も辞める」という言質が長期に続く

国会の混乱になったようです。


 全ては、首相の「考えなし」の姿勢による

ものが、嘘に嘘を重ねることになり、この

「考えなし」が国内外の混乱(失敗)のもと

です。


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