河野太郎デジタル相の“罪”・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■河野太郎デジタル相の“罪”・・・
「普及ありき」の拙速対応で
マイナカード誤登録続出を招いた!
公開日:2023/05/25
「普及ありき」の拙速対応で・・・
(河野太郎デジタル相)
/(C)日刊ゲンダイ
最近、マイナンバーカードをめぐるトラブル
を耳にしない日がない。
岸田首相は24日の衆院予算委員会で、多発する
誤登録について「信頼回復に向けて政府一丸と
なって対応する」と表明したが、本をただせば、
カード普及ありきの拙速対応が元凶だ。
旗振り役の河野デジタル相の罪は重い。
◇ ◇ ◇
コンビニで住民票を交付した際、他人の
証明書が出てきたり、他人の保険証とひも付け
られていたり、とにかくマイナカードは欠陥
だらけ。
マイナ保険証の誤登録は少なくとも7300件
以上が確認され、厚労省は一斉点検に追い込ま
れた。
また、公金受取口座の誤登録事例も昨年7月
から今年5月にかけて福島市など6自治体で
計11件確認され、デジタル庁が点検を始めた。
公金口座の登録は、岸田政権が昨年6月に
始めた「マイナポイント第2弾」の一環だ。
菅政権が仕掛けた「第1弾」はマイナカード
申請者を対象に一定の条件で5000ポイント
を付与するだけだったが、「第2弾」は保険
証登録と公金口座のひも付けに7500ポイン
トずつを付与する仕組みを追加。
岸田政権は今年3月末までに「ほぼ全国民に
行き渡ることを目指す」とし、目標達成に
なりふり構わず。
「最大2万ポイント」のニンジンをブラ下げ、
普及をあおったのだ。
■ポイント欲しさに窓口殺到
ただ、「第2弾」のポイントがもらえるの
は、今年2月末までにカードを申請した人のみ。
期限間際に申請の駆け込み需要が増え、それ
に伴い公金口座の登録数も1月末の113万件
(週計)から、1カ月後には約190万件(同)
に急増した。
そのかいあって、カードの申請件数は
約9681万件と人口の約76.9%に到達
(5月14日時点)。
河野氏はカード普及に誇らしげだが、あおりを
くらったのは、公金口座登録を支援する役所の
窓口だ。
政府は口座の誤登録を「人為的ミス」と強調し、
ひも付け作業を行う自治体に責任を押しつけて
いるが、現場からは「普及ありき」に苦慮する
“ホンネ”が透ける。
誤登録が発覚した福島市の担当者に聞いた。
「『第2弾』の申し込み開始から、市役所内
に設置した4つの窓口に3万4000人が来られま
した。多い日は1日約200人。昨年7~9月、
昨年12月~今年2月あたりは登録に訪れる方が
特に多かった。月3000~4000人弱といった
ところです。市役所本庁内の他、市内に6つの
窓口を設けていましたが、混雑が続き、そうし
た中でミスが起きてしまいました」
(デジタル推進課)
■上から目線で責任は現場に押し付け
普及策の「マイナポイント第2弾」で、
自治体窓口は大混雑(岡山市北区役所)
(C)山陽新聞/共同通信イメージズ
河野氏は相次ぐミス発覚に「国民に安心して
もらう観点から総点検する」と上から目線だが、
その国民の安心を置き去りにしてきた張本人と
の自覚はあるのか。
マイナポイントについて「私自身、『邪道』だ
と思う」と言いながら、「まずは皆さんに持っ
ていただこうと思ってます」と普及をゴリ押し
した結果、トラブル続出の惨状を招いた。
「マイナンバー制度は構造的な問題を抱えて
います。あらゆる個人情報をひも付ける巨大な
仕組みであるがゆえに、介在するシステムの
不具合、ヒューマンエラーは防ぎようがない。
誤登録などのミスは起こるべくして起こってい
るのです。しかし、政府は立ち止まるどころか、
マイナカードの対象領域を広げようとしていま
す。ますます自治体の現場や市民にシワ寄せが
いきそうです」
(「共通番号いらないネット事務局」の
宮崎俊郎氏)
旗は振れど責任は現場に丸投げ。
河野氏たちのいい加減さに、自治体と市民は
もっと怒っていい。
【転載終了】
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この御仁は、閣内入りをぶら下げられて
から、宗旨替えして欲が前面に出てきてま
すよね。
まあ、党内では黙らせようとした結果、
いい傾向になったというところでしょう。
しかし、わずかなポイントに引っかかる
国民が70%もいるとは・・・
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