自民党内「安部降ろし」のクーデターか・・・
Business Journal
【転載開始】
■自民党内「安部降ろし」のクーデターか…
加計理事長との面会記録公開の裏にドンの存在
6月10日投開票の新潟県知事選で、
自民党・公明党が支持した候補が辛勝。
これで自民党内には、
「安倍晋三首相の3選は固くなった」など
という声が出ているが、そう簡単ではない。
この5年間、「外交の安倍」で売ってきた
ものの、ここへ来て北朝鮮問題など外交
での「蚊帳の外」にされていることが国民
にも気づかれてしまった。
最新(6月8~10日)のNHK世論調査では、
内閣支持率は38%で横ばい。
不支持も44%で前月と同じ。
不支持が支持を上回る状況は3カ月連続だ。
つまり、日露首脳会談、日米首脳会談、
G7首脳会談と外交日程がたて続けだった
にもかかわらず、「外交で支持率アップ」と
いうこれまでの方程式が通用しなくなった
のだ。
総裁選のカギを握るといわれているのは
竹下派だが、そんな安倍首相の苦しい実情
を眺めながら、総裁選に向け誰を推すのか
はっきりさせていない。
竹下派は元来、参議院での影響力が強く、
参院自民党を牛耳っている。
現在の吉田博美・参院幹事長は竹下派の
会長代行だ。
さらに、かつての“参院のドン”青木幹雄・
元自民党参議院会長が、竹下派に厳然
たる影響力を持っている。
竹下派が参院で強い理由は、1990年代に
まで遡る。
旧経世会の流れをくむ竹下派は、90年代の
分裂劇で小沢一郎氏ら衆院議員が離党する
なか、参院議員の多くが自民党に残った。
そうした経緯もあり、衆院の主流が清和会に
奪われるも、参院は依然として竹下派が
主導権を握っている。
そのため、自民党内では「参院は別の生き物」
といわれる。
実際、参院では竹下派がポスト、カネ、選挙を
差配する。
特にポストの便宜への影響力は大きく、
参院の竹下派は21人だが、「隠れ竹下派」が
かなり多く、それを加えると参院で第1派閥に
躍り出るほどだ。
最近も参院独自の動きがあった。
加計学園問題で、参院の予算委員会が愛媛県
に関連文書の提出を要請。
これに基づき提出された文書に、安倍首相と
加計孝太郎理事長が2015年2月25日に面会
していたとの記述があり、大騒ぎとなった。
この件は安倍首相と加計学園の双方が否定
したが、今も疑惑は払拭されていない。
「この参院の愛媛県への文書提出要請について、
衆院の国会対策本部や首相官邸は知らなかった
といわれている。安倍首相が不利になる恐れが
あるのに、あえて参院が動いた可能性があるのだ。
そのため、『参院竹下派のクーデターか?』とも
囁かれた」(永田町筋)
次の総裁選は、参院にとっては衆院より重要と
なる。
来夏、参院選があるため、「選挙の顔」として勝てる
総裁でなければならない。
“安倍首相では参院選は勝てない”という危機感は、
衆院議員とは比較にならない。
青木氏は、竹下派のなかでも特に安倍首相寄りの
茂木敏充・経済再生相や加藤勝信・厚生労働相に
対し、「どうぞ(安倍首相で)やるなら、やってみたら
いい」と脅しをかけているとも漏れ聞こえてくる。
(文=編集部)
【転載終了】
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長老と言われる方たちの安倍嫌いは
何故なのでしょうかね?
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