国債の取引不成立が続出・・・日銀の異次元緩和は完全にドロ沼

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■国債の取引不成立が続出…日銀の異次元緩和は完全にドロ沼

 2018年6月21日


 長期金利の指標となる「新発10年債」の取引が

成立しない事態が続出している。今週も18日(月)、

19日(火)と2日続けて朝、取引が成立せず、

市場関係者に緊張が走った。

何とか午後に値がついたが、一日通して取引が

成立しない日は今年すでに5日も発生。

2001~13年には1日もなく、昨年は2日だった

から、異例の事態だ。なぜ、取引が成立しないのか。


 「異次元の金融緩和を続けている日銀が、長期

金利を0%程度で推移するようにコントロールして

いるため、金利が安定し、変動が少ない。そのため

投資家にとっては国債は魅力のない債券になって

います」(兜町関係者)


 そもそも日銀の量的金融緩和は、経済成長を

実現するための金融政策だったはずだ。

低金利にすることでお金を借りやすくする。

実際、直近の新発10年債は0.035%に抑えられ

ている。


 ところが、国債の取引不成立が続出し、

カネが回るどころか、金融市場は機能不全に陥って

いる。


 経済評論家の斎藤満氏が言う。


 「本来、金利はリスクに応じて変動するのが健全な

姿です。ところが、日銀の政策の結果、国債市場は

環境がどうであれ、とにかくゼロ金利です。国債は

単なる債券ではなく、民間の貸出金利のベースに

なるものです。その結果、民間もリスクに応じた金利

変動ができなくなっている。例えば、銀行が信用の

低い貸付先に高金利で貸すことができにくくなって

いる。結局、貸さないという結論になることも多い。

投資欲がある事業者にお金が行き届かなくなって

いるのです」


 どうりで景気が上向かないわけだ。


【転載終了】

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 10年国債は利率の指標だと思いますが、

取引が成立しないというのは異常事態では

ないでしょうか。


 証券会社の担当も、取引が低調だと

こぼしていましたが、私のような小口投資

家は安倍政権が終わらないと取引に参入

出来ないですよと言っておきました。


 何しろ、高止まりで動かないですからね。


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