平壌への道はるか!
ジャーナリスト同盟Web機関紙
【転載開始】
■平壌への道はるか!
<安倍三選戦略にNO>
神社本庁・日本会議の安倍晋三体制が、
半島の平和と友好路線に対応不能である
ことが分かってきた。
安倍の三選戦略のための日朝国交正常化
交渉に対して、平壌が非協力的であることを、
6月29日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」
が明らかにした。
この5年有余の安倍・自公外交は、中国と
北朝鮮を敵視することに専念、そのために
50兆円を超える血税をはたいてきた。
ここにきての米国政府の決断で、事態は一変、
あわてて、ためにする「友好」にギアを切り替え
たが、既に遅かった。
北京は鷹揚に構えているが、平壌の姿勢は
きつい。
心臓戦略は壁に突き当たってしまった。
<心臓には乗り越えられない高い壁>
韓国聯合ニュースは、昨日、労働新聞の論評
記事を流した。
それによると、戦前回帰を目指す心臓内閣に
対して「日本が平壌の敷居を、どうしても越え
たいのであれば、歴史の前に、誠実で、責任
ある姿勢を取り、時代錯誤的な対朝鮮政策と
決別すべきだ」と論じた。
これは歴史の正論である。
安倍・日本会議の半島政策を真っ向から断罪、
否定したものだ。
さらに「朝日関係改善における根本の根本、
前提中の前提である、過去の罪悪問題が清算
されるまでは、すなわち対朝鮮敵視政策が
善隣友好政策に変わるまでは、何も期待しては
ならない」と決めつけた。
心臓にドスを突き付けてきたのだ。
<金を出すから言うことを聞け、は通用せず>
これまで日本政府一人北に圧力、圧力を叫び
続けてきたことに対する北の心の底からの反撃
であろう。
「逃げ道を用意する」ことが外交の基本であるにも
かかわらず。
米トランプ政権の対北朝鮮政策がそうだった。
そうして米朝首脳会談は、見事な成果を収めた。
米産軍複合体を抑え込んでの決着に脱帽である。
トランプ政権初めての成果だが、日本の国粋主義
内閣には、それが理解できなかった。
ひたすら圧力、圧力を合唱してきた安倍・小野寺・
河野の三馬鹿攻撃に、遂に平壌が真っ向から
対決姿勢を見せたものだろう。
心臓の「金を出すから言うことを聞け」という、
これまでの大陸・半島外交は通用しない。
おそらくは、今回の平壌外交に北京もモスクワ
も脱帽しているのではないだろうか。
<モスクワ―北京ー平壌-ソウルの
黄金経済ルート開通へ>
専門家は、今回の南北和解・米朝和解に一番
喜んでいるのは、プーチンのロシア、そして習近平
の中国と分析している。確かであろう。
東アジアは急変したのだから。
北の非核化で中露との関係も一変、金日成時代
のように戻った。
北の非核化で、ワシントンも折れた。
安倍・日本会議が想定していた、あわよくば軍事
制裁で決着させるという野蛮な戦略は、幻でしか
なかった。
それにしても、恐ろしい自公の国家主義外交に
愕然とするほかない。
プーチンはシベリアー平壌ーソウルへの黄金の
経済ルートの開設を急いでいる。
大量の石油・天然ガスを送りこめる道路と鉄道の
インフラ整備に、中国と共に取り組んでいる。
そうすることで、モスクワの経済も復活する。
習近平にとって、半島は推進している一帯一路
の経済戦略の起点が半島にできる。
北朝鮮は、日本抜きでも始動する。
日本は、安倍晋三の日本会議と信濃町によって、
東アジア経済外交から、完全に置いてきぼりされて
しまうのである。
<日本の金は不要>
安倍・日本会議外交を支援してきた新聞テレビ、
特にNHKと読売産経日経の罪が、果てしなく重い
ことが理解できるだろう。
安倍の圧力と拉致の合唱で、自ら東アジア経済
から離反してきた日本の損害は、計り知れない
ほど大きい。
戦前回帰外交は時代錯誤である。
日本国憲法の立場とも真逆なのだ。
<安倍退陣が日朝正常化に不可欠>
もうお分かりだろう。
日本国民の不幸と不安の元凶は、安倍・自公内閣
にあるという事実である。
財閥優先・弱者虐待の自公政権はいらない。
まずは安倍・自公内閣を退陣させるしか、
日本の前途を切り開くことは出来ない。
言及するまでもない。
隣国との平和・友好が、自由貿易の基礎である。
日本国民は、神社神道の国家主義と決別する
ほかないのである。
軍事的強国主義は、日本のみならず、アジアと
世界にきわめて危険である。
第二の北朝鮮になりかねない。
国民も自民党も、安倍三選を許してはならない。
安倍退陣が、日本と国際社会に有益である。
日朝正常化に舵を切るリベラルな政権誕生が
不可欠といっていい。
<二階・岸田・竹下の自民三役に重い決断>
今の自民党三役の責任へと、課題は移行する。
二階と岸田と竹下の三役の責任は重い。
安倍三選の阻止は、まずは三役が決断することで、
事態をスムーズに処理することが出来るだろう。
「二階があまりにも愚鈍でいい加減な人物。
ネックは二階だが、もはや安倍の首に鈴付けする
しかない。
まずは三役がとことん話し合って結論を出すしか、
当面、方法はない。
野党にその力がないのだから。
もう一つは、信濃町の決断である。今の太田や
山口の首を斬ることだ。
連携する創価学会執行部の責任も問われている」
ということになろうか。
2018年7月2日記(東京タイムズ元政治部長・
政治評論家・日本記者クラブ会員)
【転載終了】
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トランプは、北朝鮮より中・ロが相手だった
ような気がします。
金正恩にしてやられたのかも?
保守派の反対がある中、7月16日の米・ロ
首脳会談はどうなるか?
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