安倍首相に北が“退陣勧告” 空費された拉致対策費130億円
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■安倍首相に北が“退陣勧告” 空費された拉致対策費130億円
2018年7月4日
日朝首脳会談の実現を模索する安倍首相を
アザ笑うかのように、北朝鮮がアベ批判を
強めている。
拉致問題の解決を前面に押し出す安倍首相に
反発する北朝鮮は、朝鮮労働党機関紙の
労働新聞などを通じて「過去の清算」をたびたび
主張していたが、論調を変化。
ついに“退陣勧告”を突きつけた。
労働新聞は論評(2日付)で、
「特大不正醜聞事件」と呼ぶモリカケ問題で追い
詰められた安倍首相の状況をこう分析。
〈今になって権力の座を譲り渡せば、やつらが
日本政治史に不正腐敗の親分として、政界を
乱した張本人として汚名を残すことになると憂慮
している〉
民主党政権時代の菅直人元首相を引き合い
に出し、
〈日本政界の現状は、何年か前の「菅直人降ろし」
を彷彿とさせる〉
〈菅直人政権は日本政治史に「無能な政権」として
刻まれている。安倍政権が退陣すれば、容赦なく
「腐敗した政権」との烙印を押されるだろう〉
〈安倍はすでに民心を大きく失った。民心を撹乱し、
だますためにペテンにかけようとしているが、
政権維持の助けにはならない〉などと、斬って捨てた。
ずいぶんとコケにされたものだが、“拉致の安倍”
の金看板でここまで生き延び、関連予算もたんまり
つけてきたのに、いつまで手をこまねいているのか。
安倍首相は第1次政権発足と同時に拉致問題対策
本部を設置。
鳩山政権での改組を経て、これまでに投じられた
予算は130億円を超える。
「第2次安倍政権以降、拉致問題対策本部に
振り分けられる予算は急増。民主党政権時から
4割増の年間16億円規模に膨れ上がり、ほぼ
毎年増額しています。その6~7割が〈情報収集
・分析体制の強化等経費〉に充てられ、拉致被害
者の安否情報や関連情報の収集や分析に費や
されているとされますが、実態は判然としません」
(野党関係者)
拉致問題のような機微な情報収集にはヒューミント
(人間を使った諜報活動)が欠かせない。
ルートを開き、パイプをつくる過程で金正恩朝鮮
労働党委員長に近づきそうなものだが、
「なぜ日本は(拉致問題を)直接言ってこないのか」
とコケにされる始末。一体どうなっているのか。
「日本政府には北朝鮮指導部に近いルートが全く
なく、金正恩委員長との直接のパイプは望むべくも
ない。北京ルートと呼ぶ在中国大使館を通じて接触
を図るのが精いっぱいなのです」(日韓関係筋)
外務省は朝鮮半島全体を担当していたアジア
大洋州局北東アジア課を分離。
韓国を担当する第1課と北朝鮮専門の第2課に
分けて対応を急いでいるというが、いまさらジタバタ
したところで、滑稽の極みでしかない。
【転載終了】
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安倍政権が無能と言われる責任の一端は、
外務省にもあると思います。
アメリカ大統領選の失態もそうですが、
情報収集能力がないのでしょう。
今回の、米朝会談の情報も掴んでいなかった
可能性が濃厚ですよね。
官邸の慌てぶりでもわかります。
北朝鮮は、民主党政権潰しの情報も掴んでいた
可能性がありますね。
情報収集能力も日本よりは数段高いのかも?
だから、瀬戸際外交もできるのかもしれませんね。
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