英紙も警告 2020年の東京五輪は“殺人オリンピック”になる
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■英紙も警告 2020年の東京五輪は“殺人オリンピック”になる
2018年7月19日
「東京五輪で人が死ぬんじゃないか?」――。
さすがに心配する声が噴出している。
日本列島は連日の猛暑。
16日までの3連休中に全国で14人が熱中症
で死亡し、5616人が救急搬送された。
心配なのが2年後の東京五輪だ。
五輪は7月24日から8月9日までの真夏に
開催される。
この暑さの中で競技を行うのは、どう考えても
無謀だ。
しかも“暑さ対策”はほとんど進んでいない。
「東京オリンピック・パラリンピック競技大会
組織委員会」は昨年4月、有識者などによる
「暑さ対策検討委員会」を発足。4回の会合
を開いたものの特筆すべき前進はない。
「会場の外のお客さんのためにヒサシを設営
して日陰をつくるとか、大型扇風機やミストの
設備を導入する案などを検討しています。入場
を待つ際に蛇腹状に並ぶと暑さがこたえるので
他の並び方に変え、20分以上お待たせしない
ようにしたいと考えています」
(組織委員会戦略広報課)
要するに、これといったアイデアがなく、
どれもまだ検討中の段階なのだ。
気になるのはマラソンコースだ。
選手が走る道は約21キロ(往復で約42キロ)。
そのうち16キロが都道で、都は五輪までに
すべてを遮熱性舗装に切り替える方針だ。
「アスファルトに熱を反射する塗料を塗る工法
で、路面温度が最大で8度下がります」
(道路管理部保全課)
ただし歩道はそのままだから、観客は従来の
アスファルト上で応援することになる。
そもそも東京五輪は、五輪招致委員会が
「この時期の天候は晴れる日が多く、かつ温暖
であるため、アスリートが最高の状態でパフォー
マンスを発揮できる理想的な気候」とIOCを
だましてもぎ取ったビッグイベントだ。
英国の「タイムズ」紙は今年1月、
「東京五輪では選手だけでなく観客も極度の
蒸し暑さによる熱射病で死亡するリスクに
さらされている」と報じている。
“殺人オリンピックになるぞ”と警告している
わけだ。
医学博士の米山公啓氏が言う。
「日本の夏は高温多湿。こんな環境下で高校
野球をやっていることがおかしいのです。五輪
では欧米の選手と観客が蒸し暑さのせいで
バタバタ倒れ、死者が出る可能性もある。沿道
の観客は応援に没頭するあまり水分補給を忘れ
て倒れるでしょう。本当は安全のために秋開催
に変更するべきですが……」
欧米人はリタイアし、高温多湿に慣れた日本人
が次々とメダルを獲得。
そんな東京五輪になるかもしれない。
【転載終了】
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まさに、日本の常識は、世界の非常識ですね。
東京五輪の有識者会議(瀬古氏など)の初会合
を開いたところ、猛暑対策として「打ち水」や「浴衣」
などが提案されたようです。
打ち水は、夕方の温度が下がっている状態なら
多少涼しさがありますが、日中では逆効果です。
国民からも批判の声が相次いでいるようですね。
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