安倍首相の不正な選挙妨害依頼と安倍事務所放火事件の顛末
溝口敦の「斬り込み時評」
【転載開始】
■安倍首相の不正な選挙妨害依頼と安倍事務所放火事件の顛末
2018年7月24日
5年前、北九州に根を張る工藤会について
調べていたとき、工藤会が安倍晋三の下関
の自宅と後援会事務所に火炎ビンを投げ込む
事件があったことを知った。
どういう事情があったのか詳細を知ろうと
したが、当時はろくに新聞報道もなく、
そのまま見過ごしてしまった。
だが、最近になってジャーナリスト山岡俊介氏
のスクープで、放火事件がなぜ発生したか、
事件の経緯と概要を知ることになった。
それによると、1999年、安倍晋三が下関
市長選で子飼いの候補者を当選させようと、
地元のいかがわしい人物に不正の選挙妨害
を依頼したことが放火事件の大もとの原因
だったのだ。
今、口を開けば厚顔にも「謙虚」「真摯」
「丁寧」を口癖にする安倍だが、その本質は
自派の利益になるなら、不正で野蛮な手段
も辞さない悪辣な地方政治家ということに
なる。
山岡氏は15年間もこの事件を追ってきた。
2000年、工藤会系の組長と組員、
それに元建設会社の社長でブローカー、
前科8犯の小山佐市らが下関の安倍の自宅
に火炎ビンを投げ込み、車庫の車3台を
全半焼させた。
この事件から3年後の03年、福岡県警と
山口県警の合同捜査本部が事件を捜査、
前記の者らを逮捕したが、地元では小山が
「あれ(安倍宅への放火事件)はわしが
工藤会にやらせた」「選挙妨害を頼んでおき
ながら安倍事務所が約束を守らんかった
からや」と語っていたことが明らかになった。
小山は安倍事務所の秘書・佐伯伸之に
頼まれ、市長選での対立候補、古賀敬章を
落選させるべく選挙の半年前と選挙期間中
の2回、古賀を攻撃する怪文書を大量に
ばらまいた。
当時、小山は、下関・川中地区での土地
区画整理事業計画への利権参入を狙って
いた。
安倍の子飼いは市長に当選したが、安倍
事務所は小山との約束を反故にした。
あげく小山は逮捕され、懲役13年の実刑
判決を受け、今年2月に出所した。
5月、小山は山岡氏に連絡を入れ、2回に
わたってインタビューに答えたほか、小山が
99年、安倍事務所の筆頭秘書・竹田力の
署名と押印のある2通の確認書と願書を示し、
写真撮影を許した。
これらの文書からは、安倍本人が秘書から
小山との交渉について報告を受け、安倍と
小山が99年7月、一対一で直接会ったことも
うかがえる。
安倍の醜悪な選挙工作を証する貴重な証拠
である。
これらの情報は山岡氏のニュースサイト
「アクセスジャーナル」や「リテラ」で閲覧可能で、
国会でも山本太郎参院議員が取り上げたが、
一般メディアは不思議なほど扱っていない。
メディアが安倍を忖度するようになったら、
世の中ますます真っ暗になろう。
安倍首相も相手の言い分が違うというなら、
堂々説明してもらいたいものだ。
<溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト>
【転載終了】
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この案件は、週刊誌かネットでしか
知りえない案件なので、支持層は全く
知らない事なのでしょうね。
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