保険証廃止がますます意味不明に・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■保険証廃止がますます意味不明に・・・
「資格確認書」発行で234億円コスト増
の仰天!
公開日:2023/07/29
■集中企画・マイナ狂騒(26)
意味不明(加藤勝信厚労相)
/(C)日刊ゲンダイ
「健康保険証と比較すると、(コストは)
減少できると期待している」──。
26日に開かれた参院地方創生・デジタル
特別委員会の閉会中審査。
「マイナ保険証」を持たない国民に交付
される「資格確認書」について、厚労省は
「コスト削減」につながるとの期待感を
示した。
しかし、本当にそうなのか。
毎年更新が必要な資格確認書は現行の保険証
に比べ、発行の手間とコストが増える可能性
があると指摘されてきた。
興味深いのが、参院特別委の前日(25日)
に開かれた立憲民主党の国対ヒアリングの
資料だ。
山井和則衆院議員の事務所が、現行の保険証
と資格確認書の事務負担とコストについて
比較、試算した。
■健康保険証の廃止でコスト増の恐れが
一目瞭然
パフォーマンスのよりも・・・
(マイナ保険証体験視察する加藤勝信
厚労相=24日)/(C)共同通信社
試算では、現行の保険証と資格確認書の
発行手数料を各500円、マイナ保険証の
利用者が人口の半分程度と仮定。
自営業者などが加入する国民健康保険、
会社員や家族が加入する被用者保険、
75歳以上の高齢者が加入する後期高齢者
医療制度について、現行の保険証と資格
確認書の発行にかかるコストを比較した。
試算によれば、現行の保険証と比べ、
資格確認書の発行コストは年間、国保で
23億1200万円増、被用者保険で
241億5900万円増、後期高齢者医療制度
で30億7020万円減。
新たに資格確認書を発行する方が圧倒的
にコストがかさむ計算だ。
改めて山井議員に聞いた。
「極めて粗い試算ではありますが、健康
保険証の廃止によってコスト増の恐れがあ
ることは一目瞭然です。後期高齢者医療制
度ではコスト減になっていますが、マイナ
保険証へ切り替えると、今まで自動的に新
しい保険証が手元に送られてきたのに、マ
イナ保険証の利用に必要な電子証明書を5
年に1回更新しなければならない。1人暮ら
しや認知症の高齢者には、大きな負担です」
資格確認書の発行コスト増が念頭にある
のか、政府は資格確認書の有効期限について
「発行から1年以内」の方針を転換。
有効期限を一律に定めない検討を始めた。
新たな有効期限は、現行の各保険証に準じ
る方向で調整する見通しだ。
「『1年更新』の手間がなくなれば、いよ
いよ現行の保険証と変わらない。資格確認書
の利便性を高めて『国民の不安』を払拭する
つもりのようですが、それなら、健康保険証
を残せばいいだけの話です。ますます保険証
を廃止する意味が不明になってきました」
(山井氏)
政府の迷走はいつまで続くのか。
【転載終了】
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だから、国策は利権と言われるので
しょうね。
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