安倍首相、自民党総裁3選確実に・・・

Business Journal


【転載開始】


■安倍首相、自民党総裁3選確実に…


 すでに組閣名簿が出回りか、麻生財務相と

 菅官房長官は留任 2018.07.27

 9月の自民党総裁選に、にわかに注目が

集まり始めている。

そんななか、有力候補と目されていた

岸田文雄党政調会長は出馬を断念し、

安倍晋三首相支持を打ち出した。

一方、出馬に意欲を見せてきた野田聖子

総務相は、金融庁の情報公開請求漏洩

問題のスキャンダルが直撃し、出馬は

困難な情勢。

こうして安倍首相と石破茂氏が一騎打ちの

様相を見せているが、石破氏は党内議員

からの人望がないため支持が拡大せず、

安倍首相の3選は堅いといわれている。

「安倍3選後に内閣改造が行われますが、

人事一新の組閣名簿も出回っているよう

です」と語る政治ジャーナリストの朝霞唯夫氏

に、話を聞いた。


――自民党総裁選はどのような展開になるので

   しょうか。


 朝霞唯夫氏(以下、朝霞) まず私は以前から

「岸田氏は出馬しない」と指摘してきました。

その理由は、安倍首相からの禅譲を狙っての

ことです。総裁選に出馬した際、岸田氏は最低

でも2位になる必要がある。伝統ある派閥で

規模の大きな宏池会会長としては当然ですが、

四つ巴になった場合、下手すると4位になって

しまう公算があったのです。

 4位になった場合、岸田氏の影響力は大幅に

低下します。もともと岸田氏は「勝つ勝負しか

しない」というのが持論で、そこで総裁選で勝利

するにはどの道が良いかと模索してきましたが、

現実的には2位にすらなれない可能性もあると

いうことで出馬を断念し、安倍首相からの禅譲

を待つというポジションになったのです。そして

内閣改造で宏池会を優遇してもらうことを狙って

います。


――宏池会から不満は出ませんか。かつて

   佐藤栄作が宏池会の前尾繁三郎に甘言

   を用いて総裁選出馬を断念させたことで、

   前尾は若手から嫌われ、会長職を降ろされ

   たという歴史があります。


 朝霞 まさに歴史は繰り返すですが、反安倍で

ある林芳正文科相は不満を抱いていますが、

宏池会全体としては仕方がないと諦めているの

でしょう。


――岸田氏4位の観測は意外ですが、なぜですか。


 朝霞 安倍首相はこの春から地方も回り、総裁選

の票固めに努めてきましたが、岸田氏は地方行脚

をせず、総裁選で戦う努力もしてこなかったのです。

議員票を一定数獲得しても地方票では圧倒的に

負けますから、仕方がないですね。


――石破氏は前々回の総裁選でかなりの地方票を

   獲得しました。今回はいかがですか。


 朝霞 今回は難しいですね。地方票でも安倍首相

が盛り返していると聞いています。安倍首相と石破氏

が仮に地方票数で4対6となっても、議員票では安倍

首相が圧倒しますから、横綱相撲の成果が表れて

きたということです。


■組閣名簿が出回りか


――こうなると“安倍3選”は決まったようなものですね。


 朝霞 実際、そうなるでしょう。ただし、私はまだ

見ていませんが、永田町では内閣改造の際の

組閣名簿まで出回っているということです。


――まだ総裁選まで2カ月ほどありますが。


 朝霞 それだけ話題のネタがないのです。

安倍氏の支持に回った清和会、宏池会、

志帥会(二階派)、志公会(麻生派)で内閣や

党要職のポスト争いがすでに始まったという

ことです。永田町の話題としては、安倍首相

の3選は確実で、各ポストは誰がどうなると

いうことに終始しています。


――重要ポストは決まっているでしょうか。


 朝霞 菅義偉官房長官と麻生太郎財務相

は不動でしょうから、ほかをどうするかという

ことです。


――大臣待機組はたくさんいますね。逢沢一郎氏や

   平沢勝栄氏などもいます。


 朝霞 逢沢氏はもう11期ですからね。昔は5期

重ねると大臣ポストが自然と回ってきましたが、

稲田朋美氏が防衛相を務めたことで、その

不文律が崩れました。逢沢氏は重要閣僚でない

と受けないでしょうね。また、平沢氏については

安倍首相の家庭教師を務めた経験から、本人

も安倍首相の任期が続く限り大臣になれないと

理解しているようです。


――ところで、石破氏の党内議員の間での人気の

   なさは、どこに起因しているのでしょうか。


 朝霞 いったん党を割って出た、出戻り組という

のが、まず一点、そして、人を信用せずに勝手に

物事を進めるタイプで、面倒見が悪いというのが

第二点。「お金がないからケチ」という評判もあり

ます。ですから石破派が拡大するのも難しいの

でしょう。


――石破派の番頭役の鴨下一郎氏も日本新党出身です。


 朝霞 鴨下氏も重鎮ですが、面倒見もよくない

です。中堅になってくる平将明氏などは自分たち

が政策通だと自負して、やや尖ったところがあり

ます。そうなると、ほかの派閥の協力体制は得に

くいです。平氏個人と親しい議員もおりますが、

その議員は安倍首相支持派が多いです。


■野田総務相、政治生命の危機


――野田総務相の一連のスキャンダルは、首相官邸

   からのリークという話もありますが。


 朝霞 確実なことは言えませんが、私は

麻生財務相がリークしたと聞いています。

去年の段階では、安倍氏と石破氏と一騎打ち

で総裁選を争えば、安倍氏が不利になると

いう観測もありました。そこで野田氏を出馬

させることで反安倍票が割れるため、安倍氏

に有利になるということで、推薦人を貸して

でも野田氏出馬を求めたと漏れ伝わりました。

しかし、現段階で野田氏出馬は必要がなくなり、

推薦人を貸すこともなくなったということです。

今回の金融庁の情報公開請求漏洩問題は

野田氏のミステイクですが、脇が甘かったと

いうことです。


――夫が元暴力団員という報道もあり、野田氏の

   政治生命は事実上これで終わりでは。


 朝霞 推薦人20名を集めて総裁選に出馬し、

安倍氏、石破氏と同じ土俵に立てばまだ芽が

ありますが、推薦人を集められなければ、

政治生命は厳しいでしょう。それに海外から

見れば夫が元暴力団員というのは、首相を

目指す政治家としては致命的です。メディア

も一斉に叩くでしょうから大変です。これが

麻生氏であれば安倍首相はかばいますが、

野田氏であれば高みの見物です。


――安倍氏は今国会で重要法案は通したので、

   あとやることは憲法改正くらいでしょう。


 朝霞 会期延長でろくな審議もなく重要法案

を通して、憲法改正も行ってそれで日本がよく

なるのかといえば、大いに疑問です。今回の

西日本での豪雨のように自然との戦争状態に

突入したのです。自民党の二階俊博幹事長の

持論である国土強靭化を進めて、老朽化した

社会インフラを維持管理していかなければいけ

ないのです。本来はそういうところに智恵を出す

べきです。“ポスト安倍”は何もできず、以前と

同じように1年くらいで叩かれては退陣すると

いうことが繰り返される展開しか見えません。

2020年以降の政治は、よりひどくなると思います。

(構成=長井雄一朗/ライター)


【転載終了】

************************


 全く海外が相手にしない政権をさらに

4年も続ける日本。


 来年の消費増税10%と併せて、

オリンピック後の経済などの極端な

落ち込みが心配ですね。


 多分、株安/円高、金利高騰で経済

がリーマン並みに落ち込む可能性も?


 安倍政権に禅譲される岸田氏は、

ツケを払う政権になりそうですが、

1年持たないかも?


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000