久米宏が改めて激烈な五輪批判!

LITERA


【転載開始】

※抜粋


■久米宏が改めて激烈な五輪批判!

 タブーの電通やゼネコン利権にも踏み込み

 「五輪に反対できないこの国は変」


 酷暑問題であらためて東京五輪に批判の

声が上がり始めているが、そんななか、

久米宏が改めて東京五輪に反対の声をあげた。


 久米といえば、多くのマスコミが五輪利権を

前に沈黙し、五輪批判がタブー化しているなか、

一貫し東京五輪に反対の声を上げてきた。

復興五輪を騙って誘致しながら、

五輪への人的資源や資材集中で被災地の

復興が妨害されている問題や、予算の不透明さ、

誘致をめぐる賄賂、組織委員会やJOC、

さらに、五輪そのものへの批判や五輪に踊ら

される日本人のメンタリティまでを徹底して批判し、

「最後のひとりになっても反対する」と表明して

いた。


 その久米がきょう、パーソナリティを務める

TBSラジオの『久米宏 ラジオなんですけど』で、

そのダメ押しとも言える、激烈な五輪批判を

展開したのだ。


 番組開始早々、久米がまず切り出したのは、

酷暑問題。

久米は1年以上前から酷暑での開催を批判

していたが、「いま2年後のことを考えるとゾッと

する。オリンピック真っ最中なんですよね」と、

その危険性を改めて念押し。

「『日本のこのシーズンは気候温暖でスポーツ

には最も適している』と、それでやることになった」

と、招致委が立候補ファイルで気候について大嘘

をついていた事実にまで踏み込んで批判した。


 この時点で、マスコミがほとんど触れることの

できない事実を適示したのだが、凄いのはその後

だった。


 番組では、リスナーからの東京五輪への賛否

のメールやハガキを募集していたのだが、

総数318通の意見のうち、賛成28通、反対283通

だったことが報告され、こんな意見が次々読み

上げられた。


「復興に人も予算もまわすべき」


「いまだに原発事故収束の目処も立っていない」

「オリンピックに使うお金があったら、学校の給食費

を無料にすべき」


「スポーツの大会を開くことよりも、一人でも多くの

命を救うことのほうが先決」


「運送屋の観点からも、大反対。期間中の物流が

混乱し、零細業者は大損」


「教員はもともと忙しいのに、学校まで五輪の啓発

をやらされる」


「イベントが中止になって、売り上げが下がる」


「休日を移動させるって、関東以外は大迷惑」


「海の日を開会式前日に、山の日を閉会式翌日

に移動させるって、お盆をなんだと思ってるんだ!」


「神宮球場を資材置き場にするなんて、ヤクルト

スワローズをバカにしている!」


「文科省とスポーツ庁の学生ボランティアしやすい

ようにという通知。学生を過酷な国家行事に動員

するなんて」


「人も資材も東京五輪に集中して、北海道のゴミ

焼却場の建設費までが膨れあがっている」


「私、東京五輪は反対です前の五輪の最後の

聖火ランナーは、広島の方でした。全世界に原爆

から復興したんだ。原子力を平和利用していこう

という絶好のコマーシャルにされてしまいました。

今回も福島は復興したんだ、原発事故が起きても

大丈夫というアピールに、多くの人が大好きな五輪

を利用してやるのだとしか思えません」


 なかには、オフィシャルパートナー企業に勤めて

いて「賛成すべきかもしれないが、反対」と言う

リスナーもいた。


 どれもこれも、正論と言うしかないが、

マスコミでは絶対に取り上げられることのない意見だ。

しかし、久米はこうしたリスナーの反対意見にひとつ

ひとつ賛同の意を示しながら、さらに踏み込んだ自分

の意見を述べたのだ。


 「クーベルタン男爵の意思や思いを一番曲げたの

は日本でしょうね。くたばれクーベルタンとね。これ

だけメダルが好きな国いませんからね。ほんとに

五輪とメダルが大大好き」


 「だいたいロスの五輪でピーター・ユベロスという

やり手がいまして、大黒字を出したんですよ。あの

あたりから五輪はビジネスだ、金儲けになるって

いうので。今回の東京五輪招致のときにも、実は

賄賂を贈った事件があったんですけど、これみんな

で揉み潰したんですよ。賄賂をもらった馬鹿な息子が、

どこかでとんでもない買い物をしたんですけど。どうも

日本の広告代理店から出ているらしい、とんでもない

賄賂なんですけど。これあっという間に握り潰されたん

ですけど。つまり、かなりの賄賂を払って誘致しても

プラスになるのが五輪だと。金のなる木になっちゃった

んですね。もちろんいちばん儲かるのは広告代理店、

ゼネコンのお祭りですから、ゼネコンフェスティバル

といわれていますから」


■森喜朗からの感謝状に

 「目が腐るから焼いて処分したほうがいい」


 <中略>


■久米が語った五輪批判の理由


 「勝手に決めたことを押し付けでいいのか」


 しかし、久米はなぜ、ここまで必死で五輪に反対

するのか。

実は、そのことについても、今回の番組で、改めて

きちんと説明していた。

「暑いから反対」という意見が多かったことについて

ふれるかたちで、こう語ったのだ。


 「暑いから反対って方がわりと多いんですけどね、

そんなことかって思うんです。僕が言ってるのは、

誰が決めたんだって。東京五輪を招致するのを。

石原慎太郎氏が思いつきで言っただけで、都民が

これに対して投票したことがあるか、東京都議会が

本当に招致しようかどうか議論したことがあるか。

東京都民が決めたんじゃないんですよ。勝手に

決めたのを上から押し付けていいのかってこと。

福島の復興のためだって言ってますけど、福島の

人はよろこんでいるのか、東京での五輪を。福島

でやるんじゃないんですよ。福島から聖火ランナー

がスタートするだけ、福島の人は何も喜んじゃいない。

そのことを僕は申し上げていて」


 ようするに、久米は東京五輪そのものに反対

しているだけでなく、上が決めたことを押し付け、

国民がその決定に唯々諾々と従う、この国の

あり方にNOの声をあげているのだ。


 そういえば、きょうの放送で久米が最も反応

したのは、ある反対派のリスナーのこんな自己

紹介だった。


 「大変失礼ではありますが、公務員ゆえに匿名

でお願いします」


 反対だが公務員だから実名は名乗れない。

このリスナーの声に久米はこう反応した。


 「公務員ゆえに匿名って、それどういう意味? 

公務員って『反対』って言えないの?日本では。

日本はそういう国なのね」


 「さきほどからものすごくひっかかってるんです

けど、『公務員なので五輪反対とは表立って言え

ませんが』って。公務員って五輪反対って言えない

の?それってものすごく変でしょ。これ財務省の

役人が書類改ざんするのとほとんど同じですよ。

つまり国の方針には忖度を与えなきゃいけない。

国が決めたことは絶対反対できない。そうじゃない

でしょ。公務員は国民に奉仕する人たちでしょ。

五輪に公務員は反対できないなんて、絶対この

国は、変です」


 これは公務員だけの問題ではない。

国がやると決めたことに反対してはいけない。

反対するものを「非国民」「反日」と封じ込める。

この同調圧力に抗えるかは、いま、私たちが

あらゆる場面で迫られている問題だ。

本サイトも最後まで、東京五輪に反対、批判し

続けたい。

(編集部)


【転載終了】

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 五輪は、世界最大の利権と言われて

います。


 利権発覚の発端は、サラマンチが五輪

を食い物にし、後継に息子を据えたことです。


 今回の東京五輪も、日本がIOCの有力委員

を買収していたことが認定されています。

これに電通が関わっていた証拠の契約書

(電通幹部のサイン入り)が存在しています。


 建設利権と放映権利権ですね。

だから、ゼネコンフェスティバルと言われる

のでしょう。


 五輪後の箱モノは、ほとんどが赤字垂れ流し

の負の遺産になってしまいます。


 次回招致候補のローマは、若い市長が招致

を自体しています。


 いつまでも老害に任せている日本は、

思い切ったことができない国ですね。


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