「人事で干す」恫喝が裏目に・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■「人事で干す」恫喝が裏目に…

 参院竹下派“石破支持”の矜持

 2018年8月8日


 「逆らったら干すぞ」――と恫喝されても、

「安倍1強支配」に反旗を翻した参院竹下派

(21人)。

竹下派は、衆参(55人)そろって「石破支持」で

動くかどうか、9日、長野市で開く派閥会合で

正式に態度表明する意向だ。


 参院竹下派が「石破支持」で固まったのは、

かつて参院のドンとして権勢をふるった青木幹雄

元参院議員会長(84)が、竹下派会長代行の

吉田博美参院幹事長に「石破茂でいけ」と命じた

のが発端だ。

青木氏は気分や感情で動く政治家ではなく、

確固たる戦略をもって行動するタイプだ。

「安倍1強」と距離を置いた方が得策だと計算した

のは間違いない。


 ただ、参院竹下派が安倍首相ではなく、

石破支持で固まったのは、安倍陣営に対して

感情的なシコリが相当あったからだという。


 安倍首相を支える細田派、麻生派、二階派の

主要3派閥が、人事を材料に圧力をかけている

ことに対して「冗談じゃない」という気分が蔓延

しているというのだ。

吉田氏も、安倍首相に向かって

「人事で圧力をかけるなんてことがあってはならない」

と直接、抗議している。


 「結束が固いうえに、一人一人が力を持って

いるのが、参院竹下派です。しかも、衆議院と

違って、自民党参院は派閥を超えてまとまって

いる。『干せるものなら干してみろ』と反発して

います。安倍陣営は、恫喝すれば皆ひれ伏す

と考えていたようですが、完全に裏目に出て

います」(自民党関係者)


 さらに、安倍首相にスリ寄る竹下派の衆院幹部が、

参院竹下派の議員に

「来年の選挙は公認しない。総理も同意しています」

と恫喝メールを送ったという話が広まり、ますます

「安倍陣営に一泡吹かせてやる」というムードが

強まっているという。


 「安倍1強」の傲慢さが、敵をつくっている格好だ。

しかも、反省するどころか、麻生財務相は、

遅れて安倍支持を表明した岸田政調会長に

「乗り遅れたな」と冷たく声をかけたという。

この先、「安倍1強」に反旗を翻す議員がさらに

出てくるのではないか。


【転載終了】

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 青木氏は、息子さんが支援してもらった

お返しと言われているようですが、来年の

参議院選を見越し、安倍首相では勝てな

いと判断しているようです。


 地方の雰囲気は、「もう安倍氏はいいよ!」

という感じのようですが。


 野党も小沢氏が小泉元首相の出馬を

促すなど、参院選は総力戦の構えのよう

です。


当の小泉氏は出馬の意向はないよう

ですが。


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