石破氏の「公平な行政」パクリ・・・安倍首相の姑息な争点潰し!

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■石破氏の「公平な行政」パクリ…安倍首相の姑息な争点潰し

 2018年8月16日


 「行政を公平につかさどる。これは首相として

当たり前の責務だ」


 耳を疑うが、これは安倍首相の言葉だ。

12日に地元の山口・下関市で講演を行った際、

自身の政治姿勢について、こう話した。

9月の自民党総裁選に立候補表明した

石破元幹事長が掲げる「正直・公正な政治」を

さっそくパクリ始めたのだ。


 安倍首相が争点潰しの抱きつき作戦に出る

のは初めてではない。

昨年の解散・総選挙でも、当時の民進党が主張

していた教育無償化や税の配分を社会保障に

傾斜する方針を“いいとこ取り”して、選挙の争点

を潰しにかかった。


 今回も、石破氏が10日の出馬会見で

「正直で公正、丁寧で謙虚な政治」を訴え、

「嘘つきでえこひいき」と批判される安倍政治との

対比を鮮明にした途端、「公平な行政」とか言い

出した。

まるで脱税の常習犯が国民に納税義務を訴える

ようなものだが、総裁選の論点から「歪んだ行政」

を外すため、なりふり構わずパクリにかかる。


 12日の下関講演で、いきなり秋の臨時国会に

自民党の改憲案を提示する方針を打ち出したのも、

石破潰しの一環だ。

つい最近まで、「改憲はスケジュールありきではない」

と言っていたのに、急に前のめり。

「総裁選が党員の間で(改憲の)議論を深め、

一致団結して前に進むきっかけとなることを期待して

いる」と発言したのも、当然、石破氏を意識しての

ことだ。


 石破氏も改憲派だが、拙速な改憲には否定的な

立場。

「丁寧な手続き」を主張していて、党の改憲案に

ついても「しっかり議論し、最低限、党議決定の

プロセスが必要だ」と言っている。


 「石破さんとしては、憲法観も総裁選の争点の

ひとつにしたいのでしょうが、総理は真っ向から

改憲論議を挑むことは避け、総裁選での勝利と

いう結果で石破さんを封じ込めるつもりです。

細かい論点については議論せず、改憲だけを

前面に掲げていれば石破さんとの差は明確に

ならず、争点にもならない。総裁選に勝てば、

総理は『党内の合意を得た』と大手を振って、

自身の案で改憲を主導しようとするでしょう。

国会議員票の8割を固めて、“確実に勝てる”と

判断したから、候補者同士の政策論争の場は

できる限り設けずに選挙戦を終わらせようとして

います。論戦なら優位に立てると考えて、総理に

論争を呼びかけている石破さんは甘いですね」

(自民党中堅議員)


 安倍首相がいまだに正式な出馬宣言をして

いないのも、石破氏との政策論争の機会を極力

つくらないためだ。

ギリギリに出馬宣言して、たいした論戦もないまま

勝ち逃げし、総裁選で改憲スケジュールを既成

事実化する。

総裁選は国民への改憲PRの場くらいに考えて

いるのではないか。


 「すでに選対本部もできているのに、安倍首相が

正式に立候補を表明しないまま票固めに走って

いる姿は、やはり姑息に感じます。この国のトップ

リーダーを決める選挙なのだから、お互い堂々と

論争をして欲しい。それが総裁の正当性を担保する

ことにもなるはずです。議論から逃げ、数の力でごま

かして、『勝ったから私が正しい』という態度で好き

放題やるのは、安倍首相のいつものパターンですが、

そんな茶番の総裁選を見せられたら、自民党は国民

から愛想を尽かされ、そのうち世界からも相手にされ

なくなりますよ」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)


 自民党議員も党員も、本当にこれでいいのか、

「自由」と「民主」を標榜するなら、なおさらマジメに

考えた方がいい。


【転載終了】

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 日本会議系の群馬県伊勢崎市の伊藤純子

市議が「主権とは国民および領土を統治する

国家の権力。統治権のこと。国家が他国から

の干渉を受けずに独自の意思決定を行う権利。

国家主権。つまり、熟語として、主権はまさに

国民ではなく国家にあるのです」とツイートして

批判炎上しています。


 これが、安倍首相の考え方でもあるのしょう。


 完全に「民主主義」を否定する意見であり、

これが、「日本会議」の考え方です。


 この国家主義が戦争に突き進んだのは、

言うまでもありません。


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