黒田総裁は“白旗”・・・ついに日銀が「株を買うのをやめた」!?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■黒田総裁は“白旗”か…ついに日銀が「株を買うのをやめた」
2018年8月21日
日銀はもう動かないのか――。
株式市場が疑心暗鬼になっている。
日銀は金融政策の一環として、年6兆円規模
の上場投資信託(ETF)を購入しているが、
先週は“買うタイミング”がきてもジッとしていた
のだ。
「しかも2日連続で動きませんでした。過去、
そんな例はなかっただけに、日銀は本気で
株を買うのをやめたのか……と落胆する
証券マンが続出しました」(市場関係者)
日銀は今年に入ってから、午前中の取引で
TOPIX(東証株価指数)が0.3%以上下落し
たときにETFを購入してきた。
ところが、先週の15日と16日は下落率が
0.4%を超えたにもかかわらず“買い発動”
しなかった。
「黒田総裁は7月の金融政策決定会合後の
会見で、ETF購入に関して『市場の状況に応じ
て変動する』と、購入額の減額をにおわせて
いました。ただ、先週はトルコ・ショックで株価が
大幅下落しただけに、必ず買ってくると踏んで
いたのですが……。もしかすると、動かなかった
のではなく、動けなかったのかもしれません」
(株式評論家の倉多慎之助氏)
今週23~25日は米国で、各国の中央銀行
総裁らが集結するジャクソンホール会議が
開かれる。
米FRBのパウエル議長も出席する重要イベント
だ。
「その直前だったので、日銀は動けなかった
可能性があります。なにしろ日銀の大規模金融
緩和は、海外から見たら円安誘導と映りかね
ません。トランプ米大統領が、日銀は為替操作
していると批判する恐れも高まっています」
(金融関係者)
市場は黒田日銀のステルステーパリング
(隠れた出口戦略)が始まったと囁く。
「黒田日銀の金融緩和策は5年が過ぎようと
しています。この間、日銀は大量の株を買い、
多くの企業で実質的な筆頭株主になっています。
もうこれ以上は買えないという現実があると
思います」(株式評論家の杉村富生氏)
黒田日銀は目標に掲げた「物価2%上昇」を
達成できずにいる。
ETF購入も限界がきた。
「もはや黒田総裁にやれることはない」という
声が、市場から漏れてくる。
【転載終了】
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証券会社も取引が停滞すると、手数料が
入らなくなりますからね。
米国としても、ロシア・中国を中心とした
新興国の動きが気になるでしょう。
米国が仕掛けた経済戦争が新興国を
中心にドル離れ、米国債離れを引き起こ
しそうな気配なのです。
ロシア・中国は、米国の経済戦争をドルの
基軸通貨から引きはがすことに利用する
可能性もあります。
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