安倍自民が恐々 安室9.15ラストライブで語る“メッセージ”。
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■安倍自民が恐々 安室9.15ラストライブで語る“メッセージ”
2018年8月24日
安倍首相が3選を狙う自民党総裁選
(9月7日告示、20日投開票)の10日後に
実施される沖縄県知事選(9月13日告示、
30日投開票)。
県民世論を無視し、米軍普天間基地の
辺野古移設に突き進む安倍政権は、
知事奪取に向け死に物狂いだ。
迎え撃つ“翁長陣営”は自由党の玉城デニー
衆院議員の擁立に動き、「オール沖縄」の
再結集を急ぐ。
そうした中、安倍自民がピリピリしているのが、
国民的人気歌手の安室奈美恵(写真・AP)の
動向だ。
9月16日に歌手活動を引退する安室は、
存命中の翁長雄志知事から5月に県民栄誉賞
を贈られた。
翁長の急逝に接すると、追悼文を発表。
その内容は真情あふれるものだった。
〈県民栄誉賞の授賞式でお会いした際には、
お痩せになられた印象がありました。今思えば
あの時も、体調が優れなかったにも関わらず、
私を気遣ってくださり、優しい言葉をかけてくだ
さいました。沖縄の事を考え、沖縄の為に尽く
してこられた翁長知事のご遺志がこの先も受け
継がれ、これからも多くの人に愛される沖縄で
あることを願っております〉
所属レコード会社に促されたわけではなく、
安室サイドが自主的に発したものだという。
「ハッとさせられたのが、〈翁長知事のご遺志
がこの先も受け継がれ〉というくだりです。安室
さんが辺野古移設阻止に向けて闘った翁長
知事の政治姿勢を支持しているのは明白で
しょう。移設反対派にとって非常に心強いこの
言葉をNHKはバッサリとカットして放送していた。
それだけ、安室さんの発言には影響力があると
いうこと。安倍政権に忖度したのでしょうが、
沖縄で安室さんの追悼メッセージを知らない
人間はいませんよ」(県議会関係者)
その後も安室は積極的に動いている。
沖縄県の観光ブランド戦略推進事業
「Be.Okinawa」に無償協力。
観光をはじめとする経済振興策を推し進めた
翁長の遺志に寄り添うかのようである。
引退前日の9月15日はラストライブが決定
(14ページで詳報)。普天間基地を抱える宜野湾市
の沖縄コンベンションセンター展示棟(5000人収容)
で開催される音楽ライブに出演し、反戦ソングでも
知られるBEGINやMONGOL800が共演する。
ともに同郷の仲間だ。
「安室さんは単独ライブでもほぼトークをしない
ほど口下手ですが、共演者との掛け合いの中で
故郷へのさまざまな“思い”を口にする可能性は
大きい。宜野湾市は自公が推薦する佐喜真淳
前市長のお膝元です。知事選告示2日後にその
ド真ん中で声を上げられたら影響は避けられない、
と陣営は戦々恐々だといいます」
(在沖メディア関係者)
安倍自民は党本部職員を次々に送り込み、
国政選挙並みの態勢で臨んでいるという。
沖縄県政に詳しいジャーナリストの横田一氏が言う。
「安室さんがひと言発するだけでも、佐喜真陣営
の票を切り崩すのは必至。ましてや、〈翁長知事に
捧げる曲です〉とでも言及すれば、自公にとって
破壊的な効果をもたらすでしょう」
「弔い合戦」はまさに総力戦の様相を帯びてきた。
【転載終了】
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田中龍作ジャーナルによると、
翁長知事の後継を選ぶ調整会議が23日、
全会一致で玉城デニー衆院議員
(沖縄3区・自由党幹事長)に知事選への
出馬を要請したことを受け、玉城氏は26日
にも那覇市内で立候補の記者会見を開く
ことを決めた。
後援会幹部が明らかにした。
事実上の出馬受諾から間が開くのは、
25日まで沖縄のお盆にあたるためだ。
すでにお盆(23~25日)に入っており、
後援会の召集は困難な状態だ。
玉城氏はお盆明けの26日に開かれる
後援会の会議で県知事選挙への出馬に
ついて了承を得たいとしている。
後援会の了承が得られしだい、電話で
小沢一郎・自由党代表に報告し、了解が
得られれば、同日午後2時から記者会見
となる。
那覇市長と名護市長が政権側のため、
厳しい戦いでしょうね。
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