マイナ保険証が突き付ける「弱者切り捨て」の残酷・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■マイナ保険証が突き付ける「弱者切り捨て」
の残酷・・・認知症患者に提示と本人確認は
“鬼門”
公開日:2023/09/16
■集中企画・マイナ狂騒(49)
立憲民主の「マイナ保険証」国対ヒアリング
=昨14日(C)日刊ゲンダイ
「認知症の方が尊厳、希望を持って暮らす
ことができる社会をつくることが喫緊の課題」
──。
内閣改造後の会見で、こう強調した岸田首相。
聞こえがいい言葉を並べたが、来秋に予定
されている健康保険証の廃止やマイナ保険証
の普及をめぐり、認知症患者や家族から不安
の声が上がっている。
14日開かれた立憲民主党の国対ヒアリング
に、認知症の啓発活動などを行う公益社団法人
「認知症の人と家族の会」から
鎌田松代代表理事と芦野正憲理事が出席。
マイナ保険証の申請や更新の手続きによって
認知症患者だけでなく、その家族や介護施設
が大きな負担を強いられると訴えた。
新しい制度やサービスなどに慣れることが
難しい認知症患者にとって、診療のたびに
提示と本人確認が求められるマイナ保険証は
“鬼門”だ。
ヒアリングでは「社会ではバリアフリーの
取り組みが進んでいるが、(マイナ保険証が)
新しいバリアになっていると感じている」
(芦野理事)、
「なぜ(マイナ保険証に)変えていかなけれ
ばいけないのか、きちんと説明して欲しい」
(鎌田代表理事)との指摘が相次いだ。
改めて鎌田代表理事に聞いた。
■せめて選択制を
本当に保険証を必要とする人たちにこそ、
不便この上ない(C)日刊ゲンダイ
「マイナ保険証によって被保険者の医療
情報が一元化されるのはメリットだと思い
ますが、特別養護老人ホームなどでの看護
や介護経験に照らせば、そもそも認知症の
方にマイナ保険証を持たせることは困難で
す。写真を撮ったり、申請書類を用意した
りすること自体、極めて大変。手伝う家族
にも、遠距離介護や働いている人がおり、
大きな負担がかかります。岸田首相が『認
知症の方が尊厳、希望を持って暮らすこと
ができる社会をつくる』とおっしゃったこ
とはうれしいですが、言っていることと
やっていることが逆だと感じます。『尊厳』
と言うのであれば、マイナ保険証の普及を
急ぐのではなく、紙の保険証を残して選択
制にして欲しい」
マイナ保険証に不安を覚えているのは、
障害者も同じ。
障害者支援団体もヒアリングで
「通院ひとつとっても、(障害者本人が)
できるようになるまで時間がかかる」
「紙の保険証をぜひ残して欲しい」
と訴えていた。
社会的弱者の声に聞く耳ナシの岸田首相
に、「あすはきょうより良くなる、誰もが
そう思える国づくり」なんて無理だ。
【転載終了】
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政権交代の政治システムを作らないと
変わることができない日本。
最後の望みだった″民主党政権″での
二大政党制が国民自らチャンスを潰して
しまいました。
今後、永久に一党独裁が続き、某国の
支配が続くでしょう。
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