安倍応援団は大慌て 政策「石破ビジョン」予想外の高評価・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■安倍応援団は大慌て 政策「石破ビジョン」予想外の高評価

  2018年8月30日


 「これはヤバイ」――

と安倍応援団が慌てている。

石破茂氏が発表した政策

「日本創生戦略―石破ビジョン」に対する

評価が予想外に高いからだ。

専門家が「アベノミクス」と比較したら、

「石破ビジョン」に軍配が上がる可能性が

高い。

なんとしても政策論争は避けようと、

安倍応援団は策をめぐらしているという。


 石破茂氏が27日に発表した総裁選の

公約「石破ビジョン」は、<地方創生の実現>

<人を幸福にする福祉社会の実現>など

5項目からなるもの。


 経済政策の柱は、

<中小企業と地方の成長力の引き上げ>と

<社会保障制度改革>の2つだ。

会見では「大企業だけでなく、中小企業や

地方経済の潜在力を可能な限り伸ばし、

経済成長の中心とする」

「国民が信頼できる社会保障制度を確立し、

安定的な消費を喚起する」と訴えた。


■アベノミクスの失敗も解説


 さらに、「アベノミクスの不都合な政策目標?」

と題した資料も配り、数値を示して安倍首相の

看板政策である「成長戦略」や「地方創生」が

目標未達の「失敗」に終わったと解説。

例えば、潜在成長率が1%前後で低迷している

のは「成長戦略の失敗」と丁寧に説明。


 アベノミクスについては

「異次元緩和というカンフル剤が効果を上げた

が、いつまでも続くわけではない」と、出口戦略

の必要性を強調。

「都合のいい数字ばかり強調するのは良いこと

ではない」と、安倍首相が

「493兆円から551兆円に増えた」と胸を張る

GDPについても、増加分のうち32兆円は統計

の見直しによるカサ上げが要因だと喝破して

みせた。


 「石破ビジョン」について、経済評論家の

斎藤満氏はこう言う。


 「まだ、具体的な手法が分からないので評価

は難しい。でも、日本経済に対する基本認識と

目指す方向は正しいと思います。アベノミクスは、

大都会と大企業と富裕層を潤せば、トリクル

ダウンが起きて、地方も中小企業も貧困層も豊か

になると訴えていましたが、まったくの間違いでし

た。石破ビジョンのように、地方と中小企業を直接、

豊かにする考えは間違っていない。社会保障を

充実させることで国民の将来不安を解消し、消費

を活発にする考えも悪くない。アベノミクスに対す

る評価は、まさにその通りです」


 アベノミクスが失敗に終わっていることもあって、

安倍応援団は「石破ビジョン」への評価が高まる

ことに危機感を持っているという。


 自民党関係者がこう言う。


 「まず、石破ビジョンに注目が集まらないように

政策論争の機会を少しでも減らすつもりのよう

です。さらに、NHKを筆頭とする安倍シンパの

メディアに、『石破ビジョンは実現性が低い』

『安倍内閣の閣僚だったのにアベノミクスを批判

するのはおかしい』などと、巧妙にケチをつけて

もらう方針のようです。さらに、石破ビジョンを

パクって違いをなくしてしまうことも考えている

ようです。すでに、安倍陣営がまとめたビラには

<強靱な地方を創り上げる><全ての世代が

安心できる社会保障改革>などと、石破ビジョン

をパクったような政策が並んでいます」


 大手メディアは、逃げ続ける安倍首相に

「政策論争をすべきだ」と、プレッシャーをかける

べきだ。


【転載終了】

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 また、セコどんの本領発揮でしょうかね。


 安倍首相は国会答弁でも、詭弁、すり替え

などで答弁になっていませんから、ディベート力

は石破氏のほうがあるのでしょう。


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