薩摩を侮辱する短歌を投稿安倍首相がまた無教養をバクロ・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■薩摩を侮辱する短歌を投稿

  安倍首相がまた無教養をバクロ

  2018年9月1日


 「我が胸の燃ゆる思ひにくらぶれば

煙はうすし桜島山」―。

この短歌は、安倍首相が27日、

総裁選の出馬の決意と共に自身のツイッター

に投稿したもの。

もともとは幕末の志士である平野国臣が詠んだ

歌だ。

この歌意を巡って、

「安倍首相は意味を理解しているのか」と嘲笑

する声が飛び交っている。


 「我が胸の――」は、関西吟詩文化協会によると

<私の心のうちにある熱い尊王攘夷への情熱に

くらべてみると、あの黒黒と噴き上げている桜島

の煙など、まだまだ薄いものよ>という意味。

この歌は、福岡藩士だった国臣が薩摩藩

(現・鹿児島県)で攘夷活動をしようとしたが

拒まれたため、薩摩への失望を込めて詠んだと

言われている。

要するに、薩摩にとって良いイメージではないのだ。


 安倍首相が嘲笑されているのは、

総裁選出馬に先駆けて

「薩摩と長州で力を合わせ、新たな時代を切り

開いていきたい」などと語り、わざわざ鹿児島県

の桜島をバックにして総裁選への出馬を表明

しながら、同時に、薩摩を嘆く短歌を投稿して

いるからだ。

歌の意味を知らずに、「桜島」という単語が入って

いるという理由だけで選んだのは明らかだ。

無教養ぶりを開陳してしまった。


 国臣の短歌の意味や引用した理由を安倍事務所

に問い合わせたが、期日までに回答はなかった。


 それにしても、この首相は教養がなさすぎる。

昨年の参院本会議で「云々」を「デンデン」と

読んだのは記憶に新しい。

寄せ書きの巨大ボードに「成長力」と書いたときには、

「てん」と「はらい」のない未知の「成」の字を披露。

党首討論で「ポツダム宣言を読んでいない」と無知を

暴露し、法学部卒でありながら憲法学の権威である

芦部信喜東大名誉教授の名前すら知らなかった。


 子どもの頃から勉強がまったくできなかったそうだが、

「行政府の長」たる人が、こんなレベルでいいのか。


 政治評論家の本澤二郎氏がこう言う。


 「安倍首相の悲願は憲法改正ですが、無教養な人

が憲法をいじくるほど恐ろしいことはない。憲法だけ

でなく、歴史も分かっていない。薩長、薩長と威勢よく

口にしていますが、幕末の歴史をきちんと勉強して

いれば、そう軽々しく連呼できないはずです。薩長に

敗れた会津や東北をないがしろにしていると思われ

かねないからです。安倍首相に教養を求めること

自体、無理な話なのでしょう」


 安倍首相は「美しい日本」を標榜してやまない。

だったら、少しは自国のことを勉強したらどうだ。


【転載終了】

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 憲法学者の芦部信善氏を知っているかと

質問したのは野党ですが、有名な憲法学者

さえ知らない方が“改憲”を軽々しく語らない

で頂きたいと窘められたということですね。


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