取得率は5% 男性の育休阻止の「パタハラ」・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■取得率は5% 男性の育休阻止の「パタハラ」が

 はびこる要因

  2018年9月9日


 積水ハウスは今月から男性社員が

1カ月以上の育児休暇を取得することを

義務化。

1週間程度のケースはあったが、

1カ月以上は異例で注目されている。


 厚労省は男性の育児休暇取得を推進。

2020年度までに取得率を13%にする

のが目標だ。

しかし、これまでの最高は17年度の約5%。

目標達成には遠く及ばないが、その障害の

ひとつが「パタニティーハラスメント」だと

いわれている。

全日本育児普及協会会長の佐藤士文氏に

聞いた。


 「パタニティーハラスメントとは、育休や

育児のための時短勤務を希望する男性

社員に対する嫌がらせのこと。たとえば、

育休を申請しようとした社員に、『考え直せ』

『出世に響くぞ』と上司が脅しめいたことを

言うのは、その典型です」


 佐藤氏自身も育休を取得したが、

当時勤めていた大手企業では初めてだった

という。


 「上司だけでなく、周りから『男性でも取れ

るの?』と驚かれましたし、否定的なことを

言われることもありました。しかし、育児休暇

は、男女問わず一定の条件を満たしていれ

ば取得できるものです。そういう知識がまだ

広まっていないのも、男性の育休取得率が

上がらなかったり、パタハラが起こったりする

要因でしょう」


■育休取得率の低い会社は採用で苦戦


 パタハラがはびこると会社に不利益が

もたらされるというから、上司は要注意。


 「今の若い人たちはワークライフバランスを

重視します。また、夫婦共働きも多く、男性が

育児参加をしなければならないケースは少な

くありません。そんな状況だと育休取得率の

低い会社は敬遠されやすい。人材不足も相

まって、優秀な若手を獲得しにくくなるのです。

若者にとっては働きにくさが目について、パタ

ハラを目の当たりにした女性社員たちにも

不信感を抱かせることになります」


 医療機関に勤務する男性看護師は育児休暇

を取得したところ、昇給がストップしたり、

昇格試験を受けられなかったりするパタハラを

受け、14年に病院を提訴する事態に。

その後、男性の慰謝料請求が認められたが、

それと同じことが会社に降りかかればイメージ

ダウンは避けられない。


 ハラスメントは多くが無自覚だが、

うっかりでは済まされないのだ。


【転載終了】

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 パタハラをするのは、優秀な部下の欠員で

成績が落ちたり、フォローできない無能上司

なのでしょう。


 日本では、なかなか男性の育児休暇は

根付かないのでしょうね。


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