安倍外交の大失態 プーチンにコケにされ軍事演習抗議なし・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■安倍外交の大失態 プーチンにコケにされ軍事演習抗議なし
2018年9月12日
国内の災害対応も総裁選も放り出し、
13日までロシア外遊中の安倍首相。
その訪ロに合わせるように、ロシアは11日から
極東でこれ見よがしに大規模軍事演習を開始した。
“外交の安倍”は、完全にコケにされている。
この軍事演習には30万人が参加し、
軍用機1000機、軍用車両3万6000台を投入と、
規模は冷戦後最大のもの。
中国軍も初参加し、中ロが経済・軍事面での連携を
アピールした。
北方領土のすぐそばで軍事演習を行われても、
安倍首相は抗議することさえできず、
プーチン大統領に「演習を注視している」と伝えた
だけだという。
ウラジオストクで開催中の「東方経済フォーラム」
にも中国の習近平国家主席が初出席。
中ロの連携を世界に誇示した。
安倍首相の外遊も一応、東方経済フォーラムへの
出席が理由だが、主役は中ロで、安倍首相の出番
はきょうの演説ぐらい。
肝心の北方領土問題でも、プーチンにいいように
やられている。
これほど成果のない外遊も珍しい。
災害対応の最中に、わざわざ行く必要があったのか
疑問だ。
訪ロ初日の10日、プーチンと22回目の日ロ首脳
会談に臨んだ安倍首相。
NHKは夜9時台のニュース番組を中断して、
首脳会談後の共同記者会見を中継したが、
まったく中身がなかった。
安倍首相が「北方4島の未来像を描く作業の道筋が
見えてきた」と成果をアピールしても、
プーチンは「領土問題は速やかには解決できない」と
つれなかった。
今回、ウニの養殖やイチゴの栽培など、
北方領土での共同経済活動で対象となる5項目を
「具体化するためのロードマップ(行程表)で合意した」
と安倍首相は胸を張っていたが、
行程表の内容は公表されないという。
共同経済活動を行うためには、両国の主権をどう扱う
かといった法的な環境整備が必要だが、
ロシアの反発で合意できそうにないからだ。
■「これほどのロシア従属は戦後初」
2016年に安倍首相が提案した経済協力プランは
結局、何ひとつ進展してない。
会談の回数をバカみたいに重ねるだけで、
北方領土問題はむしろ後退し、
プーチンに領土を取られてしまったも同然なのだ。
北方4島ではロシアの実効支配が進み、
共同経済活動に向けた日本の調査団は入島できない
まま、ロシアの軍事拠点化しつつあるのが現状だ。
3000億円の経済協力でも、もともと目玉案件と
されていたのが、ロシア極東のハバロフスク空港の
近代化だった。
日本側は共同事業提案をしていたが、
ロシア側は最終局面で拒否。
中核事業の国内線新ターミナル建設はトルコの
共同事業体が受注し、今年3月に着工した。
日本不在で事業が進んでいる。
「ここまでコケにされたら、首脳会談でプーチン
大統領に『いい加減にしろ』とはっきり言うべき
でした。ところが、プーチン大統領が2時間以上
も遅刻してきて待ちぼうけを食らっても、安倍首相
は笑顔でスリ寄って、こびを売っているのだから
情けない。ロシアにここまで従属する外交は戦後
初めてです。米国のポチになるだけでなく、ロシア
からもカモにされていることは、安倍外交の最大の
失敗といっていい。13日まで東方経済フォーラム
に出席といいますが、どうせ蚊帳の外で相手に
されないのだから、さっさと帰国して災害対応に
当たったらどうなのか。総裁選での論戦から逃げる
ためにロシアに行ったのでしょうが、御用メディアを
使った“外交の安倍”の演出で日本国民の目をごま
かすことはできても、国際社会はだませません」
(元外交官の天木直人氏)
こんな恥さらし外交があと3年も続いたら、
百害あって一利なしだ。
【転載終了】
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我々ブロガーも再三言ってきたのですが、
北方領土問題は全く相手にされていない
と。
G7でもそうですが、安倍首相が相手に
されていないことを日本のマスコミは全く
報道しません。
ネット住民から知らされているだけです。
今回のロシアの大規模な演習もアメリカ
に対しての露・中の牽制でしょうね。
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