徹底比較 安倍晋三と石破茂 第八弾。

徹底比較 安倍晋三と石破茂 第八弾。


【転載開始】

■対米外交で安倍は100%米国とともに

  石破は言うことは言う

 2018年9月13日


鈴木

 石破は日米同盟は絶対に必要だと思って

いる。ただし、同盟は対等な関係でなけれ

ばならず、過剰に日本側が負担している

片務的な現状は見直す必要があるし、日米

地位協定も見直すべきであると言っています。

日米関係についても対等であるべきという

考え方で、先日、トランプが来日した時に米軍

横田基地から入国したことについて、石破は

怒っていましたね。米大統領が、日本という

独立した国家に入ってくるのは、東京なら羽田

空港か成田空港のはずです。それを大統領

専用機のエアフォースワンで勝手に横田基地

に降りた。それなのに日本政府は自衛隊を

何百人か横田に行かせて、米軍の兵士と一緒

にトランプの話を聞いていた。これはもう植民地

ですよ。言うべきことは言わなきゃいけないし、

けじめはつけなきゃいけない。それが石破の

米国との向き合い方です。日米同盟は必要だ

というところまでは安倍と同じですが、そこから

先が違います。


野上

 安倍の外交はすべて「実利主義」で、自分に

とってプラスかマイナスなのかが基準になって

いるともっぱらです。米国の言うことを聞いて

いれば、「楽」でいいしマイナスにはならないと

みるのでしょうね。下手をすれば、例えば関税

の問題にしても厳しい態度に出られる恐れが

ありますから。トランプの要求する「バイアメリ

カン」に従う態度がその典型です。大量に米国

製の兵器を購入し、2500億円もかけて陸上

配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」

2基を買う。それも北朝鮮情勢が変化してきて

いる時に。独立国日本としての矜持は、どこに

――と思ってしまいますが。安倍が敬愛して

やまないおじいちゃんの岸にしても、日米安保

条約が内包していた不平等な片務性の解消

に動き、米国相手に“ケンカ”をしていますか

らね。


鈴木

 石破は「日米の国益が一緒なわけはない」と

言っています。信頼関係をつくるのは大事。

そのために外交では、先方が喜ぶようなことも

一生懸命やる。しかし信頼関係は、ただ仲良く

することではない。きっちりものを言える、言う

べきことを言える関係をつくるために、信頼関係

を造成しなければならないと考えている。

外交というのは国益と国益のぶつかり合いです。

有益な議論をするために、信頼関係をつくると

いうことです。安倍もトランプと「強固な信頼関係」

ができているということですから、もっとものを

言えばいいのですが。


野上

 安倍は「100%米国とともにある」が外交の

基軸なのでしょう。その方が摩擦もなく従って、

楽でしょうから。安倍は何カ国訪問して、何百キロ

飛行して、何人と会ったとか、よく勲章のように

自慢げに「数字」を口にしますが、私が外務省

キャップ時代に外相だった晋太郎から再三聞い

た「外交のキモのひとつは、国益に結び付ける

ために無から有へ何かをつくり、生み出すため

に懸命な努力をすること」の言葉を返したい

気持ちになります。

 (つづく・敬称略)


【転載終了】

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 “外交の安倍”というのは、忖度したマスコミが

つくったイメージですね。


 政治評論家でも、外交の安倍という人はいない

ですから。


 外交にせっせと出かけるのは、ODAを日本企業

が受注し、3%のキックバックのためとまで言われ

ていますから。


 米国にしてみれば、旧型の武器の在庫処分に

協力してくれる安倍氏の方が都合がいいですから。


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