徹底比較 安倍晋三と石破茂 第九弾。

徹底比較 安倍晋三と石破茂 第九弾。


【転載開始】


鈴木

 安倍は「実利主義」ということですが、石破は

永田町的な実利を追求せず、青臭い。それは

格好いい側面はあるけれども、ではそれで組織

が回せるのか、官僚が回せるのか、という懸念

はある。例えば、石破が自民党総裁になった時に

どんな人事をやるだろうかと考えると、総裁選で

徹底的に戦った細田派や二階派などが果たして

協力してくれるのだろうか。役所は、さすがに総理

には協力するだろうけど、現実的なところでの舞台

回しが石破にできるのかな、という不安はある。


 ――石破の方が戦争しやすい国になってしまう

のでは?


鈴木

 私はそれは逆だと思います。安倍よりはペースは

遅い。いい例が憲法改正への考え方。石破は9条

改正は後回しでいいと言っている。まず議論をしま

しょうと。国民の理解がなければ、改憲はできない

のだから、議論が先だと。誤解を招くのは、石破の

説明責任の問題もあるのでしょうが。


 ――石破はかつて「デモはテロ」とブログに書いた

ことがある。


鈴木

 あれは特定秘密保護法案の審議が行われていた

2013年のことですね。議員会館の部屋でブログを

書いていた時にデモの声が聞こえてきた。当時、

幹事長として官邸からは何が何でも通すと。しかし、

石破は安倍首相のそうした姿勢ではなく、まだまだ

議論も必要と考えていたので、板挟みになって精神

的に参っていて、そして冷静さを失って書いてしまった

と。それでも、あの発言は許されるものではない。

石破は後で、ものすごく後悔し、反省していたが、

批判は当然受けなければなりませんね。


野上

 安倍の危うさ……。3選はレガシーづくりの最後の

機会となりますからね。憲法改正にこだわる背景です。

でも、世論調査結果を見ても、そこに国民目線がある

とも思えないのです。


鈴木

 秋の臨時国会で自民党案を示したい、という意向です。


野上

 その臨時国会については安倍は、本音では開きたく

ないようです。モリ・カケに加え、「赤坂自民亭」酒席

参加問題まで野党に攻め材料があるからなのでしょうね。

何でも敵と味方に分ける安倍にとっては、野党もまた

「敵」なのでしょう。野党の後ろにいる国民の存在を意識

していないということにもなりますね。国会での質疑や

党首討論での不誠実・傲慢と指摘される答弁の態度は

実は、筋金入りなのです。例えば、2003年正月に

地元紙・山口新聞のインタビューで安倍は、こう話して

います。


 〈変に相手をたてずに、国会答弁もけんか腰でやって

きましたし。でもそのほうが、国民に対して正直で誠実

だと思うんです。討論相手に親切であったり、誠実で

ある必要はない〉


 政治家としての「成長過程期」がないまま、安倍は

一足飛びで首相に上り詰めた。主流派内にすら

「安倍は右から左までの包括政党=国民政党・自民党、

言えば『自民党民主主義』を変貌させ、独裁政党にして

しまった」との声があると聞きますが、確かに、野党が

指摘する強引な政治手法、懐の狭さ、外交的な稚拙さ、

品性を欠くヤジには、トップリーダーとして疑問符が

付けられても無理からぬところは、ありますね。

 (つづく・敬称略)


【転載終了】

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 レガシーといっても、3大投資家のの一人、

ジム・ロジャースが言ったように、負のレガシー

でしょうね。


 安倍政権が、「アベノミクス」を掲げた時に、

「アベは日本経済を破壊した男として、歴史

に名を残すだろう」と発言しました。


 個人的にもそう思います。


 安倍首相は、3選で次のことをやるだろうと

いわれています。

「1.消費増税、2.甘利氏などお友達の閣僚

登用、3.改憲」。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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