徹底比較 安倍晋三と石破茂 第十弾。

徹底比較 安倍晋三と石破茂 第十弾。


【転載開始】


■どのメディアとも同じ距離感を保つ石破と“好き嫌い”の安倍

 2018年9月15日


野上

 安倍に近しい周辺が「総理は短命で終わった

第1次政権の教訓としてマスコミ対策のマズさ

を学んだ」と話したことがあります。マスコミの

存在が一種トラウマになったということでしょうか。

確かに、政権に返り咲いてからはメディアコント

ロールに力を入れ出しています。選挙の時など

に「公平・中立な報道を」とテレビ局に申し入れ

をしたりするのは一種の恫喝と映りますが、

その一方でメディア幹部と頻繁に食事やゴルフ

をしたり、いわばアメとムチを使ってメディア懐柔

を印象づけるような振る舞いが目立ちますね。

自民党内に「安倍は田中真紀子の男版だ」と

見る向きがあるように、安倍は「周囲を敵か味方

か使用人としか見ていない」というわけです。

批判的な言動をとる者を敵視し、ヨイショ組は

味方として囲い込む。メディアに対しても好き嫌い

=敵か味方かの“識別感情”が働き、結果、メディア

は親安倍と反安倍に分断されてしまう状況が生ま

れたように思えます。 


鈴木

 石破の場合、好き嫌いでメディアを選別すること

はないですね。番記者ともあまりベタベタしない。

政局より政策で、理屈っぽいから、番記者から

敬遠されるのかもしれない。石破にも「メディアを

敵に回すと怖い」という意識はあるでしょうが、

だから支配下に置いてやろうと考えるのではなく、

議論で勝負しようと考えるタイプ。以前、石破を

交えて数人で飲んだ時に「今はこうやって楽しく

飲んでいても、本当に総理になったら厳しく批判

しますからね」と言ったんです。すると石破は「ぜひ、

そうしてくれ」と。「厳しいことを指摘するのが本物

の温情だろう」とも言っていました。きれい事に聞こ

えるかもしれませんが、考え方が違うからと拒絶

するのではなく、違うからこそ議論することが大切

だと考えているところがあります。


野上

 でも「厳しく指摘をしてくれ」などと言っていながら、

トップになった途端に変わる人もいるんじゃないで

すか。


鈴木

 それはないと思いますね。「今は総裁選だから

いろんなメディアに出ている」と思っている人もいる

かもしれませんが、石破のメディアに対するスタンス

は、野党の時も与党の時も、幹事長であろうと大臣

であろうと変わっていないからです。ローカル局でも

雑誌でもネットでも、オファーがあれば、できる限り

出るよう調整している。特定のメディアを敵視する

こともないし、どこのメディアとも同じ距離感を保って

いますね。


野上

 安倍とは対照的ですね。養育係の久保ウメの

「晋ちゃんはジコチュー、自己愛の塊だから」との

見方が、メディアをコントロール下に置こうとする

姿勢にもよく表れているように感じます。批判を

受け付けないのは、コンプレックスもあるので

しょうか。国家運営に自信があるなら、堂々として

何事にも受けて立つ気概を見せればいいものを、

批判を受け止め切れずに、メディアまでコントロール

下に置きたいという方向へ流れていく。「自分は人

の目を真正面から見て話をすることができない。

気が小さいんだ」と漏らしたこともありましたが、

メディア対応ひとつとっても、戦後最長の在職期間

をうかがおうという大宰相の風格とは、程遠いよう

に思えます。

(おわり・敬称略)


【転載終了】

*************************


 今回が連載の最終回のようですね。


 野上氏が最後にまとめたような感じですが、

安倍首相は、教育係のウメさんが言うように、

幼少のころから変わっていないジコチューで、

フェミニスト。


 器が小さく、長期政権ではあるが、大宰相

たる風格がないということでしょうかね。


 ただ、誰が宰相でも変わらないのが、読売、

産経、日経の政権寄り報道ですね。


 まあ、ひっくるめて記者クラブ会員というところ

でしょうか。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000