ロシアをその気にさせた 習近平国家主席の極東開発プラン

日本が見ようとしない中国経済の真実


【転載開始】


■ロシアをその気にさせた 習近平国家主席の極東開発プラン

 2018年9月19日


 「前提条件なしで年内に平和条約を結ぼう!」


 ロシア極東のウラジオストクで先週開催

された東方経済フォーラム(EEF)で飛び

出した「プーチン発言」に、同席していた

安倍首相が凍りついてしまったことは、

周知の通り。

実はその時、会場内で安倍首相とプーチン

大統領の間に座って、ジッと笑みを噛み殺し

ていたのが、習近平国家主席だった。

EEFを取材した中国紙記者が語る。


 「習主席がこのフォーラムに初めて参加

した目的のひとつが、ロシア極東での中ロ

貿易を拡大するためだった。昨年の中国と

極東地域との貿易額は77億ドルに上り、

早期に100億ドルを突破させようと、27回

目の習近平・プーチン会談で話し合ったの

だ。中国とロシア極東の協力プロジェクトは

30余りに上り、総投資額は40億ドルを超え

る。中ロ両国はすでに、1000億元(約1兆

6300億円)もの『地方発展投資基金』を

設立しており、今後は中国資本が、ロシア

極東地域の経済開発を行っていく。何と

いっても中国とロシアには、トランプという

『共通の敵』がいて、習主席は今回も、

『中ロは過去100年で最良の関係にある』

と述べた」


 この中国資本によるロシア極東開発には、

「開発地域に例外を設けないところがポイント」

なのだという。


 記者が続ける。


 「日本は北方領土を取り返そうと狙っている

が、われわれが虎視眈々と狙っているのは、

北方領土での金儲けだ。特に今回、ナマコの

ビジネスを拡大してほしいと、ロシア側に要請

した。ひと昔前までウラジオストクの中国名は、

『ナマコ湾』(海参?)だった。それは北方領土

から最良のナマコがウラジオストクに水揚げ

されるからだ。中でも、水深30メートルの汚染

されていない海域で5年以上育った『国後ナマコ』

が有名で、中国人富裕層の垂涎の的なのだ」


 そうした流れを受け、プーチン大統領側近の

トルトネフ副首相(極東担当)は13日に開いた

会見で、「日本は中国に比べ、極東での投資が

少なすぎる。今後、(北方領土開発で)第三国の

参加もあり得る」と述べた。これは安倍政権への

牽制というより、中国から「ナマコで儲けよう!」

と、鼻の先にニンジンをぶら下げられ、すっかり

その気になっているのである。


【転載終了】

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 中ロは今までにないほど接近して

いると思います。


 中ロとも独裁色が強まり、トップの

一存で事が決まっている思います。


 それに日本も独裁気味ではありますが、

まだまだ「忠犬アべ公」に変わりはない

ですからね。


LC=相棒's のじじ~放談!

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