iPhone入手困難に?

日刊ゲンダイDIGITAL


 【転載開始】


 ■iPhone入手困難に? 米との貿易戦争激化で中国に“奥の手”

  2018年9月20日


  トランプ大統領は17日、約2000億ドル

 (約22兆円)相当の中国からの輸入品に

 10%の追加関税を、24日から課すと発表 した。

 来年には25%へ引き上げられる。

 さらに、トランプ大統領は残るすべての輸入品 への

追加関税を強調。攻勢を強めた。

 一方、中国は、制裁対象が膨れ上がったことで、

 報復制裁がままならなくなった。

 持ち球が尽きたかに見えるが、実は“奥の手” がある。

 スマホ部品などの米国への輸出ストップだ。


  中国商務省は「同時に反撃せざるを得ない」 との

談話を発表したが、十分な報復は困難だ。

 2017年の中国から米国への輸出総額は 

5050億ドルだが、米国からの輸入は 

1300億ドルに過ぎない。

 過去2回、合計500億ドル相当品の制裁では、

 同規模の報復ができたが、今回は600億ドル

 の報復にとどまった。


  経済ジャーナリストの井上学氏が言う。


  「税率を上げることはできますが、米国は

合わ せてくるので効果的ではありません。中国

の最後 の手段とされているのが、米国への輸出

停止です。 米国からの輸入がなくなっても中国

はそれほど 困らないのですが、米国はスマホ部品

の生産など 中国へ大きく依存していて、中国から

の輸入が止め られたら、米国経済は大混乱でしょう

。この点は 中国が優位なのです」


 ■米国の弱みに付け込み


  中国が米国から輸入しているのは、大豆、牛肉、

 鶏肉などの農産物や原油、LNGなどのエネルギー だ。

 米国でなくても自国や他国から調達できる。

 一方、米国は、自動車、半導体、ロボット、通信機器

 などの部品を、安価な人件費の中国で生産し、

 輸入してきた。

 アップルのスマホ部品が典型例である。


  トランプ大統領はツイッターで

 「アップル製品の価格は中国に課す膨大な関税 

によって上昇するかもしれないが、解決法がある。

 中国ではなく米国で製品を作るんだ。新しい工場

 の建設を今すぐ始めてくれ。エキサイティングだ」

 と吠えているが、甘過ぎだ。


  「品質や納品管理を万全にし、最小のコストで

 量産する工場を立ち上げるのは数年かかります。

 あすから米国で同等品を量産するなど到底無理 です。

関税の話だけなら、製品価格のアップで 済みますが、

怒った中国政府が部品の出荷を禁止 すると、米国だけ

でなく、日本でもスマホなどが入手 困難になる可能性

があります」(井上学氏)


  21日、日本でもアップルの新型「iPhone」

が 店頭に並ぶ。 近い将来、新機種発売日は、

品薄スマホの争奪戦 になるかもしれない。


 【転載終了】

 *************************


  ただでも高いiPhoneなのに、

新型「iPhone」 の価格が高騰するかも?


  というより、入手困難になるかも? 


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000