説得が通じなくなった米国政府は・・・
桜井ジャーナル
【転載開始】
■説得が通じなくなった米国政府は
軍事力を使った海上封鎖を言い始めた
ワシントン・イグザミナー紙によると、
アメリカのライアン・ジンケ内務長官は
ロシアのエネルギー資源輸送を軍事的に
妨害する可能性があると語った。
この発言に対し、ロシア上院の情報政策
委員会に所属するアレクセイ・プシュコフ
はロシアに対するアメリカ海軍の海上封鎖
は戦争行為に等しいと非難したが、
当然だろう。
海上封鎖はアメリカやイギリスのような
アングロ・サクソン系国の常套手段で、
ハルフォード・マッキンダーが1904年
に発表したハートランド理論の戦略も海上
封鎖。
その理論でもターゲットは ユーラシア大陸の
中心にある帝政ロシア だった。
その戦略に日本は明治維新以来、協力して
いる。
これは本ブログで繰り返し書いてきた ことだ。
ドナルド・トランプ政権は中間選挙に合わせ、
イラン体制を倒す目的で 石油の輸出を止めよう
としたが、イランの石油の約6割を買っている
という中国とインドがアメリカの命令 に従わず、
失敗に終わりそうだ。
ロシアもイランを支えている。
口での恫喝で各国が動かなくなってきたこと
から実力行使を匂わせているのかもしれない。
石油取引だけでなくS-300を含む兵器の
輸送も止めたがっているよう だが、
これはイスラエルへの配慮 だろう。
日本やアメリカが言う「シーレーン防衛」とは
「シーレーン支配」であり、東シナ海や南シナ海で
アメリカ軍や 自衛隊が行う軍事的な恣意行動も
そうした作戦の一環。
中国が推進する一帯一路のうち海のシルクロード
の出発点を押さえようと している。
この海域にはイギリス海軍も現れている。
アメリカは支配力を失いつつあり、軍事力を行使
せざるを得ない状況になりつつある。
アメリカの傭兵と化している自衛隊も 同じ立場だ。
アメリカ海軍は太平洋軍をインド・太平洋軍へ名称
変更、守備範囲も太平洋だけでなくインド洋を含む
ようになった。
自衛隊の守備範囲も広がったという ことだが、
とりあえずは東シナ海や 南シナ海が中心になるの
だろう。
沖縄は日米連合軍にとって重要な意味を持ってくる。
今後、沖縄でさまざまなことが仕掛けられる可能性
がある。
実際に戦争が始まるとアメリカ政府は考えて
いないだろうが、万一の場合、航空母艦を中心と
するアメリカの艦隊は短時間で壊滅すると見られ
ている。
ロシアの巡航ミサイルの餌食になってしまうからだ。
すでに航空母艦が主役の時代は終わ った。
21世紀の海戦は潜水艦が中心になる と言われ
ている。
空母が威力を発揮するのは弱小国を威圧するとき
くらいだろう。
【転載終了】
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直近では、ロシアはシリアにS300を
配備するようです。
これにより、アメリカやイギリスは艦船を
派遣してシリア政府に圧力をかけられなくなる
でしょう。
今やアメリカは世界で孤立しかかって います。
海上封鎖などアメリカの思いあがりでしかなく、
益々アメリカに対しての 世界の風当たりは強まる
でしょう。
トランプ大統領が、国連演説で失笑を買ったのも、
アメリカの覇権の衰えでしょう。
<Sputnik日本に関連記事が出ています>
米内務長官、対ロシア海上封鎖も検討
世界市場からのロシア資源追放が目的
ライアン・ジンキ米内務長官は、
必要ならば米国はロシアに対する海上封鎖
を導入する可能性もあると述べた。
ロシアに対し、欧州のようなエネルギー資源
供給相手国を中東で確立させないことが目的。
ジンキ長官は 「彼ら(ロシア)のエネルギー
資源が市場に投入されないよう保証するため」に
「米国は海軍によって海上航路の自由を 保証し、
必要ならば封鎖する可能性を 有している」と
述べた。
ジンキ長官によると、ロシアは経済が エネルギー
輸出に大きく依存しているため、 欧州同様、
中東でのエネルギー資源貿易の状況改善も目指す。
ジンキ長官はその上で、 米国は
「最大の石油ガス生産国」として、 市場から
追い出すためにイラン同様、ロシアに圧力を
かけることができると付け 加えた。
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